そして、彼は考えるのをやめました。5 (ページ9)

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■Episode204 ページ9

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【ケロロ雪合戦サバイバルであります】

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［素敵なことが起きる日は何故か、
目覚める前からそんな予感がしませんか？

例えば…こんな具合に…］

「……んん…」

布団の中で寝ていた冬樹は何か違和感を持ったのか、
唸りながら布団から起き上がる。

「何だか、やけに静かだなぁ…。はぁ…寒ぅ…」

寒さに凍えながらも閉まっていたカーテンを開ける。

「わぁ…！すごーい！雪だぁ！」

冬樹は驚いた顔をして窓に顔と手をくっつけて
外の景色を見ていた。

そこには、雪が降っており、家や道路にも
積もっていて、一面雪だらけであった。

今の季節は秋というのに雪が降るなんて、
季節外れだと思われるが…。
＿＿＿＿＿＿＿＿

「わぁ…！何々〜？これなぁに？
どんどん降ってきてウキウキしちゃう！

ウフフッ！冷たぁい！
何だかよく分かんないけど…どつかれさん」

降っている雪を見てはしゃぐすもも。
どうやら、地球人の姿に扮している。

初めての雪にはしゃぎつつも、
すももは空に向かって敬礼をした。

「ゲロゲロゲロゲロ…愚かなる地球(ペコポン)人共め…。
我輩達の今度の作戦を見て、驚くが良いであります。

ネットでの綿密な調査によって、
地球(ペコポン)の隠れた弱点を仕留めたであります。

それは…手地球人の都市は自然災害に対して
あまりに無力ということであります。

特に、白い悪魔とも恐れられる雪が降った日には、
道路は勿論、鉄道も空も、交通網は麻痺状態であります。

今こそ…我がケロン人の高度な科学力が
物を言うのであります」

「クックックー。気象衛星「こまわり」で、
狙った地域の気象を自由にコントロール出来るんだぜェ」

「この東京に大雪を降らせ、大混乱に陥った隙を見て、
一気制圧であります！」

どうやら、季節外れの大雪を降らせたのは、
ケロロ小隊の仕業であった。

「今回の作戦、中々だぜ」

「クックックー。相変わらず俺の発明って冴えてるよなァ」

このケロロが考えた作戦にギロロは親指を立てて
グッドサインをケロロに出していた。

クルルは笑いながら自分が発明した機械や
自分に自画自賛をしていた。

「ただいま、積雪50cm」

モアからの報告にドロロ以外の5人は
分かりやすく反応をする。

「目標降雪量に達しました！ていうか、順風満帆？」

秘密基地にいる5人とは違って、
日向家の近くの電柱に乗って腕を組むドロロ。