そして、彼は考えるのをやめました。5 (ページ7)

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Episode202 ページ7

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ケロロはマグマスイマーから
ヘルメットとツルハシを持って出て来て、
親指でグッズサインをしてウィンクをする。

そんなケロロを見て「好きにしろ」と
ギロロはそっぽを向いてそう言った。

「拙者も手伝うでござる」

「……ボクも」

「ドロロ…ギララ…」

ケロロと同様にヘルメットとツルハシを持って、
ケロロの手伝いをしようとするドロロとギララ。

そんな2人を見てケロロは感動を
噛み締めてドロロとギララの名前を呼んだ。

「そういうことならこのボクが！
すぅ………タママインパクトーーーっ！！！」

タママは一度息を吸ってから
タママインパクトを発動させていくと、

その衝撃で穴が開いて、どんどんお湯が出て来る。

「やったー！大当たり〜！」

「やるじゃん、タママ…！」

見事、お湯を出せることに成功したタママは
手を挙げて喜んでおり、ケロロも彼の事を褒める。

［その時、奇跡が起こった。

天然温泉に含まれる色んな成分が、
マグマスイマーの動力回路に再路し、

再びエンジンを動かしたのである］

「やったぁ！」

「動いたぁ！」

［これぞ、温泉の蘇り効果］

「お家に帰れるであります…！」

ケロロとタママは手を繋ぎながら、
共に喜び合っており、

ギロロとドロロは出て来たお湯を見詰め、
ギララは既に温泉に入ってプールで遊ぶかのように
バタ足をしたりして泳いでいた。

「ギロロくん」

「………」

ドロロがギロロの名前を呼び、
彼はドロロの方へ視線を向けたがすぐに前を向く。

「んじゃ、天然温泉をお家へご案内するであります」

地面を掘っていき、天然温泉を日向家に
送り込ませようとしているケロロ。

一方、秘密基地では。

＿＿＿＿

「マグマスイマーが…！ていうか、完全復活？」

「ン〜？しかし、何処行く気だァ？」

地底から地上へと行くマグマスイマーを見て、
クルルは彼らの行き先が分からなく疑問が浮かんだ。