そして、彼は考えるのをやめました。5 (ページ50)

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Episode245 ページ50

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「いやぁ！今日は感動したっす！
ケロロ隊長にもビシッと叱って貰えたし！

これからは、坊やと言われない為にも
もっともっと頑張るっす！」

「お、おう！頑張れよ！
これからは…俺たちの時代なんだからよぉ！」

「師匠ー！お達者でー！！」

宇宙船に乗り込んだタルルはタママに
別れの挨拶をして颯爽と地球から去っていった。

「おー！お前も元気でなー！
やれやれ…後輩たちの期待を担うのは大変ですぅ！」

ケロン星へ帰っていくタルルに、
タママは嬉しそうに手を振ったのだった。

そう言って腕を組むタママの後ろからは
「タママ師匠…」と夏美の声が聞こえた。

自分がし出かした過ちを思い出してか、
慌てたような表情で先程彼らに悪く言われた8人に囲まれた。

ギロロは背中に銃があり、
ギララは背中には手榴弾などが、隠し持ってある。

「凶暴生物の暴れっぷり見せてあげなきゃね…」

「ク〜ックックック…」

「さあて、射撃練習といくかな。生きた的を相手にな」

「俺のことを裏では獣人って呼んでるんだぁ？」

一人ずつそう言いながらゆっくりと
タママに近付いていく。

「ここは冷酷にいきましょうかな？」

「裏では無能…か」

「口は災いの元でござるなぁ？」

「確かに…僕泳げないけどね…」

8人はそう言い終わった頃には、
既にタママとの距離はなかった。

タママにあのような事を言われて、
8人はご立腹だったのだろう。

「あ、あ、あははは…！
わぁ、ごめんなさいですぅ…！！」

［ついついやってしまいがちだけど、
自分を大きく見せるための嘘はよくないぞー！

皆も十分に気を付けようねー！］