そして、彼は考えるのをやめました。5 (ページ39)

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Episode234 ページ39

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タママが意気込むような声を出して、
デスクは更に混乱した。

「うわあぁっ！嫉妬！
世界中の嫉妬をボクに分けてくれですぅ！！」

タママは禍々しい玉を持って、地球全体を使って
世界中の嫉妬を集めようとしていた。

そして、世界中の嫉妬を集めることが出来、
タママはデスクに向けて攻撃を仕掛けようとした。

「タママ流超秘奥義…嫉妬玉ぁ！！！」

「うわぁっ！ギャァーーーッ！！！」

タママが放った嫉妬玉にデスクは逃げようとしたが、
何とか自身には当たらなかったものの、

爆発の勢いでデスクは吹っ飛んでしまい、
勢いよく倒れて、地面に顔面をぶつけた。

それと共に持っていたビデオカメラまでもが、
壊れてしまったのだった。

「ギララ先輩ぃ…！やっちゃえですぅ！」

「わかった」

「ヒェッ…！」

タママに指示されて突然デスクの背後に立つギララ。

そんなギララに気付ける筈もなく、
後ろを振り向いたデスクは彼を見て悲鳴を上げる。

ギララの横には榴弾砲がある。

もし、これに当たれば間違いなく死に至るであろう。

「発射」

繋げてあったロープに火をつけるギララ。

発射される前に男子生徒は勢いよく逃げる。
そして、火が全てついて、榴弾砲は発射される。

「うわぁはぁっ！？！？」

逃げようとした男子生徒であったが、
弾に当たったのではなく、空気の圧によって、
また吹っ飛んでしまい、地面に勢いよく着く。

「まぁ、流石に弾は危ないですからねぇ！」

「……これはただの空気砲」

と、タママとギララが会話をしているが、
デスクには恐怖と驚きが勝ってしまい、
そのまま地面に倒れ込んでいた。

すると、クルル時空から、秘密基地へと変わっていき、
突然の事に驚いているデスク。

「うわぁっ！」

上からアームのような機械がデスクの
足と腕を動かせないように装着させて、
勢いよく別のところへ引っ張られる。

デスクはベッドのような所で横たわり、
彼に目掛けてライトアップされる。

「こ、今度は何だよ…！」

「ゲーロゲロゲロ」

「っ！」

不敵に笑う声を辿って正面を見ると、
そこには目を細めてデスクの所へ向かうケロロがいた。

「よくも我輩の事を付け回してくれたでありますなぁ」

「お、お前は…！……っ！」

「その上…冬樹殿に迷惑を掛けるとは…
ただでは、すまさんであります」

横へ歩き出すケロロにデスクは目で追って、
喋るケロロと目を合わせる。