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Episode227 ページ32




「な、夏美殿?お芝居!お芝居でありま…ゲロォ!?
ケェロォォ…」



夏美が最後の飛び膝蹴りをケロロにして、
それを喰らったケロロは倒れてしまい、
最早戦える状態ではなかった。



「今よ!」



弥生が指示を出すと、他の役者は舞台へと出て来る。



〈こうして!ウェンディとピーターパンの活躍により、
ネバーランドは遂に平和を取り戻したのです!〉



「ワーイ!ワーイ!」 「バンザーイ!バンザーイ!」



〈ありがとうウェンディ!そしてピーターパン!
私達は決して貴女達の事を忘れないでしょう!
さようなら!さようならー!〉



トラブルはあったが、何とか劇を大成功?になり、
観客席からは大きな拍手が飛び交い、
幕は静かに降ろされる。



「ピーターパンってこんな話だっけ?」



「さあ…」



「ハハッ!最高!」



ピーターパンの話がだいぶズレて、
違和感を持つ生徒もいたが、
サブローにとってはご満悦だったようだ。

何だかんだあったが、劇は大成功に致せば良いだろう。

________



「もう一時はどうなるかと思ったよ!」



「良かったですね!夏美さん!」



無事に劇の成功に、一同は安堵して、
小雪も満足だったのか、夏美に言うが、
夏美は顔を赤らめて黙ったままだった。



「全くぅ…感謝して貰いたいものであります!

今回の舞台の成功は…我輩の見事なフォローが
あったればこそ…」



牛乳パックで牛乳を飲みながら、
まだ全身緑だけのペコポン人スーツを着ているケロロと

その横でお菓子を食べるタママと、
オレンジジュースをストローで飲むギララ。

そして、ケロロの前に座ってケロロを見るギロロ。

ケロロが喋っている途中で夏美に頭を鷲掴みされる。



「アンタねぇ…あんな大勢の前で姿を見せて…
一体どうすんのよ!いい!?

今後一切その怪しげなスーツは着用禁止だからね!?」



「ゲロォ!?これがないとガンプラも
買いに行けないでありまーす!」



夏美にペコポン人スーツの着用を禁止された
ケロロは絶望したような顔で言った。



[ガンプラはともかく、今回の騒動が原因で
日向家が大ピーンチに!どんなピンチかって?

それはCMの後で!見てください!]

■Episode228→←Episode226



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Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年7月22日 11時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月22日 10時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月22日 2時

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