検索窓
今日:12 hit、昨日:20 hit、合計:16,734 hit

Episode207 ページ12




[と言う訳で、桃華ちゃんや小雪ちゃんも呼んで
チーム分けはこうなりました]



紅組には、夏美、モア、ケロロ、ギロロ、ドロロ。
白組には桃華、冬樹、小雪、ポール、タママ、ギララ。

白組の方が人数が多いが一体どうするのであろう。



「頑張りまーす!」



「白組は人数が多いから補欠を決めようか!」



やはり、白組の方が1人多いので、
じゃんけんで誰を補欠にするか決めようとした。



「「「じゃんけんポンっ!」」」



「…………」



5人がパーを出して1人の人物がグーを出す。
そう。ギララであった。

自分が出した握られてあるグーの手を見詰めていた。



「それじゃあ、ギララは補欠ってことで」



「うん、分かった」



他の人達が申し訳無さそうな顔をして、
ギララを見ているが、彼自身は補欠でも選手でも
どうでも良いのか迷うことなく返事をした。



「ギララって本当こういう場面で
補欠になること多いよねぇ…。

クジ運悪いしじゃんけん弱いし…」



「こら」



「あ、いて」



前回の怪談大会でもそうだったが、
ギララの悪運が強さにケロロも目を細めて言う。

そんなケロロを見て夏美は彼の頭をデコピンした。

ギララは『補欠』と書かれてある紙に紐で首を掛けて
物干し竿のところに座り込んだ。



「いや、懐かしい…童心に帰りますなぁ…。……っ!」



「っ!」



雪玉を作りながら子供の頃を蘇らせるポール。

開眼して目があったのは、ギロロ。
雪玉を作りつつも2人の間では、火花が散っていた。

『対抗心』というやつなのだろう。



「絶好調!」



「…………あ、あの!フッキー!
特別ルールを1つ提案するですぅ!」



雪玉を持って腕を振り回して、
完全にやる気に満ちている夏美を見て、

まずいと思ったのか、タママは冬樹に提案の声を上げる。



「それぞれのチームから人質を出して、
それを救出するんですぅ!」



「おぉ〜!中々実践的であります!」



ケロロもタママが提案した特別ルールに賛成をする。

冬樹も特にダメだという理由が無いのか、
特別ルールが追加されることとなった。



「「じゃんけんポンッ!」」



「えー?私が負けぇ?」



「ギララもそうだけど、夏美殿も感心するくらい
じゃんけんに弱いでありますなぁ…」



「放っといてよ…」



他の4人がチョキを出す中、
夏美ただ一人だけはパーを出して、

完全に戦闘しようとしていた夏美は、
納得の言っていない表情で言う。

Episode208→←Episode206



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
設定タグ:ケロロ軍曹 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年7月22日 11時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月22日 10時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月22日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。