そして、彼は考えるのをやめました。5 (ページ2)

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Episode197 ページ2

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「2,3腑に落ちない点もありますけど賛成ですぅ」

「温泉が近くにあれば小雪殿も喜ぶでござろうなぁ…」

「……何でも良い」

お菓子を食べながら意見に賛成するタママと、
頷きながら小雪の為に考えるドロロ。

ケロロの作戦に賛成する者は多いようだ。

「では！賛成多数により、
本作戦を直ちに実行に移すであります！」

こうして、ケロロが考えた温泉を利用しての
作戦が開始されたのだった。

＿＿＿＿＿＿＿＿

「じゃじゃーん。これぞケロン軍最新鋭
地底探査機。『マグマスイマー』

これを使って天然温泉の素となる
源泉を掘り当てるであります」

マグマスイマーに乗り込んだクルル、ギララ以外の
小隊5名はスイッチをONにさせたり、動かす準備を行う。

「システムオールグリーン」

「レーダーカーナビ角度良好」

「前後左右異常なし」

「通信回線を開け！」

「了解ですぅ！」

マグマスイマーの調子や周りに何も無いのを
確認してケロロに指示されたタママは

クルルとモアがいる秘密基地へと
繋がるように通信回線を開いた。

「クルル曹長、モア殿。
ナビゲーションはしっかり頼むであります」

「了解でーす！」

「任せとけよォ。クックック」

モアとクルルとの会話を交わして、
周りの確認出来たギララは、マグマスイマーに乗り込み、
いよいよ出発する時がやって来た。

〈ゲートオープン〉

「源泉を求め、いざ地底探検の旅へ…発進！」

扉が開かれ、運転席に座っているケロロは、
レバーを引くとドリルが高速で動き出し、
塞がれていた土が穴を開けていった。

「震度異常なし」

「湿度、温度、異常なし」

マグマスイマーに乗っているケロロ達に、
異常が無いことを教えるクルルとモア。

何のトラブルもなく順調に進んでいった。

「ケロケロケロ。どうよ、この楽勝ムード」

「油断するな」

足でハンドルを操作して楽々と進んでいくケロロ。

すると、〈おじさま〉とマグマスイマーの中では
モアがケロロを呼ぶ声が響く。

「お、もう到着？」

〈落ちます！〉

「「うわぁあ！」」

「だから言っただろうがぁあ！！！」

調子に乗ってしまった結果、見事に下へと落ちていく
ケロロにギロロは怒りながら叫ぶ。

ドロロとギララは喚き叫ぶケロロとタママとは
反対に悲鳴も上げずに真顔でいた。

そして、地面へ落ちてしまったが、
ドリルのお陰か別の所から掘って出て来た。