■Episode196 ページ1
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【ケロロ 温泉GO!GO!GO! であります】
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「温泉でありまーす!」
「〜っ!やかましい!!」
ケロロはメガホンでギロロの耳元で大声を上げると、
案の定鬱陶しそうな顔でギロロは怒鳴り付けた。
「だってちゃんと聞いてないじゃん。
地下の浴場に天然温泉を引く
素晴らしい計画について話してるのに」
「くだらん」
ケロロの作戦をすぐに反対するギロロに、
「ゲロ」と鳴いてケロロは机から落ちる。
地下室では、ケロロ小隊の6名が
次の地球侵略会議を開いていた。
「くだらんだと!?」
机から落ちてしまい、額に絆創膏を貼って、
怒りを露わにしてギロロを指差して言うケロロ。
「
「まあまあ、取り敢えず話を聞いてちょうだいな。
これが今回の……計画だ…ギャッ!」
後ろにあったホワイトボードを、ケロロが叩くと、
ホワイトボードは叩かれた衝撃で回転する。
しかし、回転したホワイトボードは、
ケロロの後頭部に当たってそのまま彼は
ホワイトボードと共に回転をして、床に落ちた。
『天然温泉でリフレーッシュ!』と
ホワイトボードで大きな字で書かれてあり、
湯に使ってまったりとしているケロロの
イラストが可愛く描かれてあった。
「軍曹さん?」
「天然温泉だと?」
「さ、左様…。例の映像…。クルル曹長」
「了解。ポチッと」
クルルがパソコンのエンターキーを押して、
小さな球体の物が何かを映し出す。
それを見たギロロは分かりやすく反応する。
そこには、体にタオルを巻いて
温泉に浸かっている夏美と秋の姿であった。
「このライブ映像は都内のクアハウスで
今現在、天然温泉に浸かっている夏美殿とママ殿であります。
この幸せそうな顔はどうだ」
「……それ、盗撮ですか?」
「おぉ、ギララが反応するのは珍しいでありますな。
そんな、盗撮だなんて人聞きの悪い」
案の定、夏美が気持ち良さそうに
温泉に入っている姿を凝視するギロロ。
珍しいギララの発言に驚きを感じながらも、
ケロロは盗撮ではないと否定をした。
完璧に盗撮である。
「天然温泉に使った人は口々にこう言うこであります。
『あ゛ー…生き返るのぉ…』『ほんと、生き返るわぁ』
『生き返るばぶぅ!』
……つまり!天然温泉には蘇り効果があるのであります
何かと萎みがちな侵略への意欲を蘇らせるために、
ぜひこの計画を成功させたいのであります」
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Irobi(プロフ) - パルリーナさん» ありがとうございます! (2021年7月22日 11時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月22日 10時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月22日 2時