Episode151 ページ6
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そんなギララを見てケロロは
手を額に当てて、溜め息を吐いていた。
何はともあれ、戦闘の準備が整ったので
後は勝負の決着を着けるだけ。
「ちょっと待ったぁ!」
「……?」
しかし、いざ勝負しようと思った矢先、
556が大きい声で言うとケロロは目を細めて
変な脂汗までかいていた。
「どうも…その身長だと
弱い者いじめしてるみたいな印象でなぁ…」
「えっ?あー、そう?あーじゃあ、ちょっと待ってね。
………おまたせー!これなら文句ないっしょ!」
「うん!」
二頭身であるケロロの身体では、
虐めているようにしか感じられない556の為に
少し時間を掛けながらもケロロは
八頭身の姿で登場をした。
周りから見れば顔と身体が合っていないようだが、
556は虐められてる印象を持たなければ
何でも良いのであろう。
「ということで、556とやら!
ここが貴様の墓場となるのだ!」
「その言葉…そっくり貴様に返すぜ!」
いざ決闘の始まり…かと思いきや。
二人は構えているだけで攻撃をしておらず、
相手の攻撃を待っているかのようだった。
「むむっ!?今日のケロロは一味違うな…」
「はいですぅ…!今の軍曹さんからは
常、日頃にない気迫を感じるですぅ!
まるで…そう!“あの頃”の軍曹さんみたいですぅ!」
「うん」
[ギロロとタママの推測は…あながち間違いでは無かった。
何故なら…このクルル時空は常に湿度110%に保たれており、
ケロン人は通常の3倍はパワーを得られるのだ]
人型宇宙人とケロン人と
湿度110%の時空の相性ならば、
完璧にケロン人の方が有利ではないのか。
夏美に怒られないために作った時空であるが、
こちらが有利に立とうとするという
魂胆もあるのだろうか。
「(奴め…本気、だというのか?)」
「喰らえぇっ!」
すると、ケロロの手からは腕が伸びて、
556に攻撃を仕掛けるが上手く交わされてしまう。
「アチョー!アチョ、アチョ、アチョ、アチョ!
ホワチョーッ!アチョー!」
「……っ!レーザー竹刀!」
「あーっ!」
「いかん!ケロロォっ!」
奇声を上げながら攻撃をするケロロであるが、
全て556に交わされてしまい、
反撃しようと556はレーザー刀を取り出した。
タママが慌てた顔でケロロを見て、
ギロロは涙を流しながらケロロを止めようとした。
「アチョアチョアチョアチョアチョアチョー!」
「とぉっ!」
「そいやっ!」
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パルリーナ(プロフ) - Irobiさん» いえいえ! (2021年7月12日 20時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもありがとうございます! (2021年7月12日 7時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月12日 5時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月12日 1時