Episode172 ページ27
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「桃華…」
涙ながらに意見を発した桃華に、
桃華の父は啞然とした顔で彼女を見詰めた。
しかし、そんなことも束の間。
地球が滅亡されるまで30秒も切ってしまった。
「冬樹!あのボケガエル早く何とかして!」
「うん!……軍曹!本当に爆発させちゃうつもり?」
「当たり前であります!
ガンプラの恨みは…恐ろしいのであります!
後少しで…後少しで完成だったのに…!」
ガンプラの遺影を見せ付けながら、涙を流すケロロ。
……他の人たちは任せておいて、
自分はガンプラ作りに励んでいたのだが…。
いよいよ、10秒を切ってしまう。残りは後7秒。
「でも、地球を壊したら…
もう新しいガンプラが買えないよー?」
「エッ?」
残り1秒になり、皆はモニターを見る。
しかし、中々0にならないということは、
ケロロが止めたという事だろう。
ケロロはボタンを押して地球滅亡をさせるのを
ストップさせたのだった。
「それもそうでありますな。いっけねー」
「はぁ…」
「助かった…」
ガンプラに揺らいで何とか地球を滅亡させずに済んだ。
あの言葉を考えて言える冬樹は
やはり流石としか言いようが無かった。
「冬樹!流石宇宙外交官!」
「いつものことだからね」
「見事でしたぞ」
「(宇宙外交官…地球を作ったのは
あの少年だと言うのか?
…面白い友に恵まれて成長したようだな、桃華)」
桃華の父は微笑んだあと、「帰るぞ」と
部下に言ってサッカースタジアムを後にする。
部下もそれに従って桃華の父と共に
サッカースタジアムを出て行ってしまった。
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パルリーナ(プロフ) - Irobiさん» いえいえ! (2021年7月12日 20時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもありがとうございます! (2021年7月12日 7時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月12日 5時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月12日 1時