検索窓
今日:8 hit、昨日:10 hit、合計:18,173 hit

Episode148 ページ3




「ウフフ」



「ククククク」



「ギラ」



「ダマ゛ァッ!」



「ギロォ!」



「ゲ〜ロン」



____



そう、ドロロ以外の夏美と面識のある
ケロロ達の姿が夏美の脳内に浮かんだのだ。

ドロロが居ないのは、話が噛み合っているのか、
それとも忘れられているのか…。



「(間違いない…!宇宙人!)
さーよならぁ!」



話が噛み合わないことで宇宙人だと思った夏美は
身の危険を感じて買い物袋を持って
その場を走り去っていく。



「逃がすものか!超速!マシーン!コゴローダー!」



男がそう叫んだあと、雷が打たれて
出て来たのは小さな赤い三輪車。

その三輪車に男は乗り込み、
近くで見ていた男の子も驚いた顔で見ていた。



[556は夏美を追跡するために
超速マシーンコゴローダーに乗り込んだ]



「……っ!いかん!」



556が夏美を追おうとしたが、既に居なく、
すぐに三輪車を捨てて走って行った。



「とぅ…とう!待ちたまえ!」



「ひいぃっ!何で追っかけてくんのよぉ!」



556が追ってきているのを確認した夏美は
ただただ恐怖しか覚えていない様子。

何としてでも逃げるためにがむしゃらに走った。



「いやぁ!そろそろ涼しくなって
過ごしやすくなってきたでありますなぁ!」



「待てぇっ!」



「ゲロォ?」



「いやあぁぁっ!」



フライングボードに乗りながら
呑気に空中散歩をするケロロは556の声に反応し、

下を見ると悲鳴を上げながら逃げる夏美。



「ゲロッ!?奴は…」



そして、556の姿を見たケロロは
目を開いて冷や汗をかいた。

どうやら、知り合いのような感じらしい。


すると、夏美を追っていた556は
2つの分かれ道に遭遇する。



地球(ペコポン)人でありながら、何というスピードだ!
こちら!556!ラビー!応答せよ!」



〈こちら、ラビー。どうぞ〉



「目標に逃げられた!赤い髪の女だ!追跡頼む!」



〈了解!ラビーにお任せ!〉



腕時計型の発信機でラビーという女性と会話をする556。
その女性も彼の仲間なのであろう。

別のところでは、電柱に寄りかかりながら
息切れをする夏美がいた。



「な…何だったの、今の人…」



「そこまでよ!」



「………っ!」



女性の声がして夏美は振り向くと、
涙目で銃を構えるうさ耳を付けた女性の姿が。

先程、556と会話をしていたラビー、なのだろう。



「動かないで!」



「は、はいぃ…?」



「お願い!それ以上私を困らせないで!」

Episode149→←■Episode147



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:ケロロ軍曹 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

パルリーナ(プロフ) - Irobiさん» いえいえ! (2021年7月12日 20時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもありがとうございます! (2021年7月12日 7時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月12日 5時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月12日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。