Episode148 ページ3
✿
「ウフフ」
「ククククク」
「ギラ」
「ダマ゛ァッ!」
「ギロォ!」
「ゲ〜ロン」
____
そう、ドロロ以外の夏美と面識のある
ケロロ達の姿が夏美の脳内に浮かんだのだ。
ドロロが居ないのは、話が噛み合っているのか、
それとも忘れられているのか…。
「(間違いない…!宇宙人!)
さーよならぁ!」
話が噛み合わないことで宇宙人だと思った夏美は
身の危険を感じて買い物袋を持って
その場を走り去っていく。
「逃がすものか!超速!マシーン!コゴローダー!」
男がそう叫んだあと、雷が打たれて
出て来たのは小さな赤い三輪車。
その三輪車に男は乗り込み、
近くで見ていた男の子も驚いた顔で見ていた。
[556は夏美を追跡するために
超速マシーンコゴローダーに乗り込んだ]
「……っ!いかん!」
556が夏美を追おうとしたが、既に居なく、
すぐに三輪車を捨てて走って行った。
「とぅ…とう!待ちたまえ!」
「ひいぃっ!何で追っかけてくんのよぉ!」
556が追ってきているのを確認した夏美は
ただただ恐怖しか覚えていない様子。
何としてでも逃げるためにがむしゃらに走った。
「いやぁ!そろそろ涼しくなって
過ごしやすくなってきたでありますなぁ!」
「待てぇっ!」
「ゲロォ?」
「いやあぁぁっ!」
フライングボードに乗りながら
呑気に空中散歩をするケロロは556の声に反応し、
下を見ると悲鳴を上げながら逃げる夏美。
「ゲロッ!?奴は…」
そして、556の姿を見たケロロは
目を開いて冷や汗をかいた。
どうやら、知り合いのような感じらしい。
すると、夏美を追っていた556は
2つの分かれ道に遭遇する。
「
こちら!556!ラビー!応答せよ!」
〈こちら、ラビー。どうぞ〉
「目標に逃げられた!赤い髪の女だ!追跡頼む!」
〈了解!ラビーにお任せ!〉
腕時計型の発信機でラビーという女性と会話をする556。
その女性も彼の仲間なのであろう。
別のところでは、電柱に寄りかかりながら
息切れをする夏美がいた。
「な…何だったの、今の人…」
「そこまでよ!」
「………っ!」
女性の声がして夏美は振り向くと、
涙目で銃を構えるうさ耳を付けた女性の姿が。
先程、556と会話をしていたラビー、なのだろう。
「動かないで!」
「は、はいぃ…?」
「お願い!それ以上私を困らせないで!」
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パルリーナ(プロフ) - Irobiさん» いえいえ! (2021年7月12日 20時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもありがとうございます! (2021年7月12日 7時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月12日 5時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月12日 1時