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Episode163 ページ18




「地縛霊なら…」



「「っ!?」」



「貴方は…お父様の精鋭部隊…」



二人の目の前に突然現れた
ヒーローアニメの怪人のような物を纏う

桃華の父の精鋭部隊の男が立った。



「桃華お嬢様、一緒に来て頂きます」



「………嫌です」



精鋭部隊の男がそう言って桃華を連れようとするが
桃華は不服そうな顔をして断る。



「では、致し方ありませんが、力ずくでお連れするのみ」



「……っ!家の者はどうしました?」



「流石、桃華親衛隊。少々手こずりましたが
排除させて頂きました。もう逃げ場はありませんよ」



道の真ん中では、桃華の親衛隊であろう者達が
桃華の父の精鋭部隊にやられてしまい
無惨に転がっている姿が映っていた。



「や、やめなよ!何だか知らないけど…。
西澤さんは嫌がってるよ?」



桃華を守るように自分を盾にする冬樹に、
それを嬉しく思ってしまったのか、

桃華は顔を赤らめていた。

しかし、男はどんどん桃華の元へ近付いて行く。



「フッフッフッフ…坊や。
桃華様を守ろうとするその気持ちは勝っておる…。

だが!」



男が手を二人目掛けて振り下ろそうとした。
その時だった。

閉じていたポールの瞳が開いて、
男が振り下ろした瞬間に二人は消えてしまった。



「ん?…何?」



突然消えた二人を探して男は先程の声とは
考えられない少し高めの声で言った。





「良いタイミングでタママ殿が帰宅されて助かりました」



「モモッチのピンチだって言うから焦ったですぅ!
……はぁ、3人は重いですぅ…」



先程、二人が消えたのは
タママが乗ったフライングボードのお陰であった。

冬樹と桃華を抱えながらタママの後ろに
器用に立っているポール。

しかし、流石に3人では体重関係の問題で
タママは溜め息を吐きつつも日向家へ向かった。

____



「どうだ、地球(ペコポン)人め。ケロン人の強さを思い知ったか!
ウッハッハッハッハッハッハ!

……はい、ギララ。カット入れてカット」



ビデオを撮っているクルルの横でカチンコを持つ
ギララはケロロからの指示でカチンコを鳴らす

「こんな感じでどうよ」とケロロは遠い所から
マイクと明るさを担当しているモアとギロロに聞く


「おじさま素敵ですー!ていうか、撮影快調?」



「おい…なんでこんなことしなきゃならんのだ!」



どのように倒していくのかという作戦ではなく、
動画を撮っていたケロロに
ギロロは怒りを抑えつつも冷静な口調で問う。

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パルリーナ(プロフ) - Irobiさん» いえいえ! (2021年7月12日 20時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもありがとうございます! (2021年7月12日 7時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月12日 5時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月12日 1時

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