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Episode161 ページ16




「でも、何故そんな軍隊が来たんでしょう…?
ていうか、詳細希望?」



タママのしっかりとした説明にギロロも
納得したような表情で相槌を打ち、

モアは西澤グループが何の目的で日向家に
近付いているのか疑問に思っているようであった。



「ゲロゲロゲロゲロゲロゲロゲロ…。
これ使えない?」



「「はぁ?」」



突然そんなことを言うケロロに、
ギララとクルル以外の人たちは

目を瞬きさせて彼の言葉の意味を
よく分かっていないようだった。



「だからぁ、ケロロ小隊は頑張ってるぞって所を
そろそろ本部に見せておかないと…。

今のままじゃマズイじゃん。
何か予算削るみたいな噂もあることだし…。


そこで!近付の軍隊を我輩たちが赤子の手を捻るが如く、
手玉に取っている所をプロモーションビデオかなんかにして
本部に送るわけであります!


すると…

「ほぉ!ケロロ小隊は頑張っておるのぉ!
特に!隊長のケロロ軍曹のカッコいい事!

よし!予算増額である!」

ゲロ…」

____



「─ということになって…。
まぁ、200%アップは難いであります!」



結局は、侵略予算増額目当ての魂胆が見え見えで、
ケロロの作戦を聞いていた3人の内、

タママは呆れた目でケロロを見て、
ギロロは腕を組んで目を瞑って額には青筋が浮かべ、
ギララは無表情でケロロを見ていた。



「その相手にこれ丁度良くない?」



「……発想に引っ掛かるものは感じるが、
地球(ペコポン)一の軍隊か…面白い」



何だかんだ言ってギロロも乗り気なのか、
自慢の銃を取り出して大事そうに持つ。



「ほんじゃ、タママ二等はこいつらが
何処へ何しに行くのか、桃華殿のお屋敷で

ちょっと調べてきて欲しいであります」



「了解ですぅ!」



「ゲロゲロゲロゲロ…我輩達が勝ち行く活躍するところが
目に浮かぶようであります。

カモーン!飛んで火に入る夏の虫であります!」



こうして、ほぼ侵略予算増額の為に計画された
作戦が今ここで開始しようとしていた。



[地球侵略予定者がそんなことを考えていた頃…。
一方、当の桃華ちゃんは…]



夏美と冬樹が通う吉祥学園では、
既に放課後となっており、

オカルトクラブの活動で説明する冬樹と、
理科室の席では黙って聞く桃華の姿があった。



「では、明日のオカルトクラブ初の
野外活動についてですが…
問題の門山病院跡地の調査を行います。

でも西澤さん、こんなミステリースポットよく見付けたね」

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パルリーナ(プロフ) - Irobiさん» いえいえ! (2021年7月12日 20時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - パルリーナさん» いつもありがとうございます! (2021年7月12日 7時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
パルリーナ(プロフ) - 続編おめでとうございます! (2021年7月12日 5時) (レス) id: 9bd1696372 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2021年7月12日 1時

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