。 ページ44
これは私が12歳の頃
「あっ！」
3人で森へ出かけた時にAが足を滑らせた
このままじゃ崖の下へ落ちてしまう
私はそう思い必死に手を伸ばすがそのても届かなかった
でも、パイロはAの体を押し、自分が身代わりになって崖下へと落ちた
直ぐにパイロの元へ向かったがパイロは目に後遺症を残してしまった
以前から密かに考えていたが今から実行する必要がありそうだ
パイロの目を治してくれる医者を探すために私は外へ出ると誓った
もちろんパイロのためにだが
1番責任を感じているであろう、Aのことを考えてだ。
『A、私はパイロの医者を探すために外へ行く』
最初は危ないと反対されたがAは何も言わずに応援してくれるみたいだ
必ず迎えに来るから
その時は私と_______
いや、この先は帰ってきてから言おう。
私はその日から周りが見えなくなるくらいに勉強に打ち込んだ
ーーーーーーーーーーーーーーー
外の世界に出るためにはテストに受からなければならない。そのため毎日勉強に励んだためAと話すことは愚か、顔も見れない日が続いている
そして私は今日も図書館で勉強をしている
そんな時に、
「クラピカ…？」
私が今1番聞きたかった最愛の人の声が聞こえた。
振り返って顔を見たい
Aを抱きしめたい
Aに触れたい。
扉が開く音がしてAが中へ入ってきたことがわかった
「クラピカ。あのさ…」
ダメだ。今彼女の顔を見てしまったら、ここで止まってしまう
今の私に立ち止まっている時間はないんだ
必死に自分の心を押さえつけて言った
『大した用事がないなら出て行ってくれないか。』
冷たくしすぎたとは思った。だがこの勉強が終わって試験に受かり、この村へ帰ってきた時に沢山抱きしめさせてくれ
Aに見合う男になって必ず迎えに来る
そう誓って、Aを引き止めてしまいそうな体を必死に押えた
「わかった…邪魔してごめんね」
Aは帰って行った
少しだけでも声が聞けて私は満足だ。またこれで頑張れる。
私は机に立てておいたAとの写真を見て心を落ち着かせた
その隣にはAと摘みに行った花もある
よし。頑張れる
私はまた勉強を始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中 - クラピカアアアアア！！！ｳﾜｱｱｱｱｱ！！！すっっご！！やば！！！！語彙力消えた！！！ちょ、ま、え、無理！！！まぢ無理！え、蔵馬の小説もある！！読も！！！！ (11月20日 11時) (
レス) @page50 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
みあ - この話見るの2回目なんですけどめっちゃ泣いた😭 (2022年12月22日 12時) (レス) @page50 id: 010df41085 (このIDを非表示/違反報告)
覚(プロフ) - 待ってください…ギャン泣きしてしまいました笑凄く作品でした。ありがとうございます (2022年7月25日 23時) (レス) @page50 id: 3e341d50d6 (このIDを非表示/違反報告)
詩帆(プロフ) - すごい心に刺さる作品です、泣きました。素晴らしい作品を、どうもありがとうございました！ (2021年8月3日 16時) (レス) id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
ダチュラ - やばい……感動…！！泣ける………！！次も待っています！！！ (2021年5月27日 19時) (レス) id: d99cf3ac4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もも | 作成日時：2021年3月4日 20時
