第１１話 ページ14
夕方。
軽く業務をこなして帰ろうとした。
しかし、自分の妹がいないのだ。
翔平「お疲れ様です、亮さん」
亮「……いない」
翔平「は？」
(遅めの)昼飯を買いに行ったはずの妹がいないのだ。
何時間も帰ってこない
亮「悪いが、妹が行きそうな場所を探してくれないか？」
翔平「あ、はい！」
スタジオに戻ってメンバーに伝える
翔平「_____って事で妹さんが帰って来ないらしい。」
公太「はっ？それは……大丈夫なんか？」
翔平「それが……どこに行ったかさえ連絡がないらしい」
隼人「さっさと見つけに行こう！」
翔平「……だな」
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「へぇ、こんなに寝ちまっていいのか？……これなら好きなことし放題だぜ？」
男４人に対して女性１人。
人気のない場所にいた。
「……ん？誰かいるのか…？」
「……」
「……」
「……」
「……お前！！」
御影「私のお店なんですけど？」
体格のいい男に向かって高圧的に話し掛ける女性がいた。
そこは彼女のお店らしい。
男三人が倒れているが、誰がやったのか？
それはもう目に見えている。
ーーーーー
翔平「えっ……隼人……ここに行こう！」
二手に分かれて捜索していた。
今、連絡が来たのは片山亮からでどうやら見つかったらしい。
翔平たちが辿り着いたのは、どこかで見たような少し古い建物だった。
扉には“open”と書かれているものがあった
公太「スナック……シオリ？」
翔平「……ここなのか？」
隼人「ああ」
翔平たちが入るとどこかで見たことのある女性と亮さん。
亮「悪いな、汗だくになるまで探させて。」
御影「私が見つけたの……」
女性の表情が暗い。
妹に何かあったのか？
彼女はずっと人の店を荒らすなよ……とかここ私たちの家なんだよね……とかずっと言ってる。
確かこの人は、初めて亮さんが俺たちのライブを見に来たときにいた女性だった(気がする)
御影「疲れたでしょ、お酒飲んでいって」
そう言って女性がお酒を出してくれた。
亮「……そうだ。何かいいバンドは見つけたのか」
御影「そうねぇ、あなたの弟さんのバンドでもいいと思ったわ。」
……弟って、あの始か。
御影「あ。私来夢の様子見てくるわ……さっきの話、もっとやりましょう！」
翔平「話って？」
亮「ああ、ちょっとライブの件でな」
……ライブ？
翔平「ライブ？」
亮「ああ」
と、亮さんが出したのは荒巻という男の名刺。
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年4月15日 19時
