第7話 ページ9
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国木田「該当者ゼロ……」
太宰「異能力者でこれだとねぇ。」
クーナ「……」
異能者リストから削除しておいて正解だった。
露乃はやっぱり楽しんでる。
夢原「この場合はどうするんですかぁ?」
太宰「うーん、地道に聞き込みだね。情報があまりないから。」
そういえば、あの依頼人。
普通の人間とは思えなかった。それにしても、黒髪のツインテール。17歳って誰かが……いたような。
夢原「じゃ、ナオミちゃん一緒に聞き込みしちゃいましょう!」
ナオミ「え、ええ。」
太宰「……。」
何かがおかしい?いや、これが普通か?
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露乃「中也、起きた。」
はい、おはようございます。
熱のせいで精神年齢が10歳くらいになってますが、気にしないでください。
これでも探偵社の裏切り者ですから。
中也「露乃、熱は?」
露乃「中也、測って。」
中也「は……?」
露乃「測って。」
ぎゅっと腕に抱きつきながら上目でお願い。
私ってば悪い子だー!でも今なら熱だから……。で許してもらえる!
中也「ばっ……一回離れろ」
露乃「なーんだ。甘えてるんだけど。」
中也「って知るか!」
露乃「……ねえ、もう私仕返し始めてるんだわ。」
中也「ん?早いな!」
露乃「森先生もきっと見逃してくれる!!今探偵社に私を探させてるからさー!見つかるはずないんだけどっ!」
中也「露乃……その辺はみんながドン引きするやつだぜ?」
露乃「世界中の皆さんが平和になれるようにするんです。」
中也「なんかメタく感じるのは俺だけか?」
露乃「ないない!!」
森「露乃ちゃんこっちにいたのか〜」
露乃「森さん、私結構元気!」
森「だからって……まあ元気ならいいけど……」
露乃「でも、私は___」
中也「そういえば。太宰の野郎は」
露乃「なんか、私が悪いみたいなこと言ってたような言っていないような。」
中也「………まぁ、大丈夫だ。俺もなんとかする。」
露乃「そう……うーん、嫌な奴……私たちの敵がこっちに紛れてる感じだなぁ。」
森「ああ、ダークファルスってやつかな。」
露乃「はい……というか……探偵社に色々情報を流さないと。」
ゼノ「俺に任せろ」
露乃「ゼノさん!?!?」
ゼノ「ったく聞いたぜ?お前さんはどこまでお人好しなんだよ。」
露乃「えへ…」
ゼノ「ダークファルスの件は平気だ。一緒に探偵社へ行こう。」
森「じゃ、頼んだよ。ゼノ君。」
ゼノ「任せてくれって!」
中也「何かあれば連絡しろよ?」
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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時