第４話 ページ6
谷崎「古鳥さんに謝らないんですか？」
乱歩「君もバカだねぇ。こんな事しちゃダメってわかるだろう？」
露乃「え、乱歩さんまで……」
夢原「っ……もう平気、です。」
与謝野「平気ってことはないだろう？」
夢原「ひどいです！」
与謝野「ほら、謝らないのかい？」
露乃「……意味がわからない」
サラ「はいはい！喧嘩は終わり！給料分働くよ〜？」
露乃「……サラ。」
こ、これが世の女子たちが書き、読む裏切り小説っぽくない？
というか私ってばなに言ってんだろう！
賢治「僕、この空気で仕事はちょっと…」
谷崎「だ、だよね。」
クーナ「想定内でしたね……っとすいません…通話してました。」
太宰「クーナちゃん、お帰り。」
クーナ「人を助ける仕事もいいですね。感謝されるのは、凄く嬉しいです。」
太宰「だろう？露乃ちゃんとは大違いだ。」
露乃「……。」
今のうちにシエラに__
太宰「っていうかさ、まだいる気？」
露乃「……わかった。出て行く。」
クーナ「片付けは私はしておきます。」
太宰「悪いね。」
露乃「では。」
太宰「クーナちゃん！良ければ私と！」
クーナ「すみません、此方は忙しいので。」
サラ「ほら、根回し行くわよ。」
クーナ「では。」
乱歩「………。」
ナオミ「行ってらっしゃい、頑張ってくださいね！」
****
森「ふぅん、これは精神操作系の異能力だ。太宰君でさえかかってるようだと……」
深雪「このデータ、オラクル__いえ、アークスのオペレーターにも送っておきましたので……向こうも対処してくれるはずなんですが。」
森「困ったねぇ…」
空中に無機質に浮かぶモニター。
その中には、まさしく裏切りではないという証拠が映し出されていた。
深雪「……何かあればマフィアに逃げるように伝えておりますので。」
森「なるほどね……大丈夫。やり返すのならマフィアを自由に使って構わない。」
深雪「ありがとう、森先生。」
森「でも、我々もこの街が荒れちゃうのは嫌だからね」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2019年2月12日 14時
