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第36話 ページ39

双子女「……ふふ。あまりにも因子ためすぎてるじゃん。」

露乃「この前みたいにやるの?」

双子女「動けないようにして、食らう。」

露乃「え…?」


双子男「いただきまーす」


不気味に双子が笑う。
そして2人の腕が大きく口のようになり_____


中也「っ露乃!?」


露乃「!」

私と中也と太宰を包み込んだ。


ーー
ーーー


ゼノ「くそ!敗者ごと食いやがったぞ!!」


条野「嘘でしょう…」


与謝野「おいおい、なんだよあの口は__」

ゼノ「…嬢ちゃんたちは無事か?」

蛍「んー、一回経験済みだから……」

国木田「一体どうするんだ!?」

蛍「おい、あの女も一緒に食えよ。」

双子女「ごめんねぇ?敵とはいえ事情を知ってるからさ。」


双子男「お腹に入れるのも嫌なんだよね。」


蛍「次の作戦行くわよ。」

国木田「?」

蛍「しばらく放置。あの3人が帰って来るまで。」


国木田「しかし……」


双子女「じゃあ、行こっか」

双子男「そうだね、行こうか。」

・・

露乃「くっ……」

中也「おい、大丈夫か……ここはどうなってやがる?」

露乃「…ん」

太宰「ここは……!!」


中也「っ!」

なんでマフィアの構成員が?
あいつらは、行方不明だったような?

ルーサー「ああ、君また来たのかい。」

露乃「お久しぶり、ですよね。ここで会うのは。」


ルーサー「まあ、2回目だからな。」


露乃「……ええっと、ごめんなさいね。本当は避けるつもりだったのですが。」


ルーサー「ああ、その男の所為なんだね。」


露乃「察しがいいね。」


ルーサー「若人から聞いてね。事情も把握してる。双子の内的宇宙(なか)の観光ツアーといこうじゃないか。」

露乃「ん、ですね。」


ルーサー「じゃ、行こうか。」


中也「観光?内的宇宙(なか)?」

露乃「うん。せっかくだし!」

太宰「……せっかくって」

露乃「ねえ、ルーサー。フォトナールーサー」


ルーサー「やめろ」

露乃「あは。」

ルーサー「それに怪我をじわじわと治すのはやめたほうがいいぞ?私ってか弱いんです!ってアピールか?」

露乃「そうでもしないとダメなの。」

ルーサー「ふふ、君は結構変わってるね。」


露乃「ふぅんそうかな?」

ルーサー「ああ。」


露乃「中也?」

中也「いや、なんだか不気味な場所だな。」

露乃「食べられちゃったんだよねー」

中也「いや、そんなに気楽でいいのかって。」

露乃「あーあ、探偵社員だけ食われたらよかったのに。」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時

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