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第33話 ページ36

中也「で?どんな店がいいんだ?中華?イタリアン?」

露乃「なんでもいいよ?私は楽しいからさ!」

中也「しかしな……ん?」

静かになった?
違う。


露乃の気配がない。
体に何かが刺さる音。そして倒れる音。


ほんの一瞬だった。

露乃「………わあ」


自分でも驚いた。
”刺された“感想がこれだなんて。


中也「……露乃!?」


露乃「……リン。若人の捜索。場所がわかったら……条野さんに…」


リン「わかった。」


露乃「大丈夫、これくらいで倒れたりはしないから。いや、倒れてるけど。」


中也「ヤベェ、こいつ頭打ってる!」


露乃「……っ」


中也「……あ」

露乃「?」

太宰「あーあ。なんだか面白いって思ったら。」

露乃「……っ」

太宰「なんで君光ってるの」


露乃「ダークファルスに久々に奇襲を受けたので、生命維持を。」


太宰「ふぅん、本当に君って不思議だよね。この状況で私が君を襲ったって言うのかと思ったんだけど。」


露乃「探偵社には教えてない……若人の武器だよ。」


太宰「おや、それは驚きだね〜?」

露乃「んッ……中也」


中也「露乃、そろそろ帰ろうか。」


露乃「早く帰ろ……そろそろ、疲れてきた。」


中也「露乃?」

太宰「ふぅん、露乃を放って置いたらいいのに。」

中也「そんな事言うんじゃねぇよ……太宰。」


露乃「……さっきからごちゃごちゃ喧嘩すんなや。」

壁を使いながらゆっくり立ち上がる。
少し計算外だったが、まあ仕方ないだろう。

中也「傷が塞いで来てる……。」

露乃「回復系の魔法だよ。」

中也「歩けるか?」


露乃「うん。」

中也「なら、いいが……。」

露乃「悪いね。」

太宰「じゃ、また今度〜」

露乃「ふふ、大分溜まってきてる……ふふ」

中也「ん……?」

露乃「あ、こっちの話だから!」


中也「……?」


仮面「いいのか?」

露乃「いいんだよ。貴女だって賛成でしょう?」

仮面「……確かにな。」


露乃「さて___」

仮面「……ふん、楽しみにしておくからな。」

露乃「ん。」

中也「おい、平気か?」

露乃「うん。」



ーーーポートマフィア執務室


森「え!」

中也「ただいま戻りました。巨躯の討伐を確認しました。」

森「露乃ちゃんはどういう……」

中也「帰り道に襲撃されまして。」

森「うん、なんとなく察したけど。察したけどその光は?」

深雪「光属性のテクニック。」

森「ふぅん。回復とか?」


深雪「そんな感じ。」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時

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