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第28話 ページ31

太宰「!」

谷崎「どうしてここにいいるんですか!?」

夢原「ひっ…」

露乃「いやいや。私は元々参加者ですよ。」

条野「ただの遅刻ですよ。マフィアが遅れるだなんて珍しいですね。」

露乃「もう…ちょっと座標掴むのに手間取っただけだ。」

中也「そういうとこが可愛いんだよな。お前。」


露乃「そ、それはやめてっ」

ヒューイ「おお!やっと来たな!」

露乃「だからこの部屋暑いの?」

中也「関係ないと思うが。会議は?」

条野「まだ始めてませんよ。あなたが来ると聞いていたので」

露乃「ありがとう。この辺で奴らに勝てるのは私たちだけだもん…ってあれ?」

条野「じゃあ、まずは……ダークファルスの現在の情報。」


シエラ「彼らは今___この街でってそこまで暴れてはいませんね。ってそもそもダークファルスは何人いると思います?」


太宰「4人じゃなかったっけ?」

シエラ「いえいえ、今は5つのダークファルスを確認してます。」

モニターにそれぞれの写真を表示する。

露乃「そうそう。これが巨躯、敗者、若人、双子……」


条野「どうかしましたか?何かいやなことでも?」

露乃「嫌なこと、って…アンタ私の心拍読むな。……あとは仮面。これで全部。」

中也「結局そいつはどうなったんだ?」

露乃「仮面はね……敵ながらアドバイスくれるし、いい奴だよ。」

ヒューイ「まあ、そんな感じだ。」


条野「全くもって理解できてません。」


露乃「まぁ、最優先は敗者ですね。状態異常がある…ので厄介かと。」

ヒューイ「だな。悪いがこっちは露乃に任せていいか?こっちは終の女神の件で手一杯でな。」

クラリス「貴様には悪いと思ってる……一応な。」

露乃「うん、任せて。」

条野「で。……肝心な作戦は?」

太宰「……で?裏切った組織のみんなを君が指揮するの?__裏切ったくせに?」

中也「手前…!」


ヒューイ「なんて言った?」

太宰「裏切り者。露乃は私たちを裏切ったんだよ。」


ヒューイ「次言ってみろ……許さないからな。」

クラリス「ヒューイ?例の件か?」

露乃「ねね、会議続き。」

条野「ですね。裏切った裏切られたという話は後にしましょう。」


探偵社員「(妙に落ち着いてない……?こっちがスベった感じ?)」


露乃「ヒューイ。私のためにありがとう。説教は落ち着いたらでいいから。」


ルーサー「全く……話を聞いてみれば酷い話だ。」

国木田「敗者!?」

ルーサー「おやおや。僕は敵じゃない。」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時

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