第２６話 ページ29
＊
露乃「ふふ、結構買ったね。」
真冬「怒られるよ？」
露乃「だよねぇ。」
真冬「……ダークファルス【双子】の反応！？さっきまでなかったのに！！！」
モニターを注視してみた。
さっきの買い物の時もずっとモニターを見ていた。でも、何も反応はなかった…のに。
露乃「シャオ……どういうこと！？」
真冬「いや、急に…ダークファルスの気配があるんだ。」
露乃「急ごう。私は、屋根の上から走っていくから。」
真冬「あとは頼んだよ！！」
＊＊
双子女「動かなくなったね。」
双子男「動かなくなっちゃったね。こうやって、遊んでいたらでてくるはずなんだけどな。」
双子女「おかしいね。」
中也「ッ……くそ…こんな姿を__こんなに血を流してる姿なんて__」
双子女「あーあ、遅くて私飽きちゃった。動かないし」
双子男「そんなにあれが好きなの？やめておきなよ。あの子は普通じゃないしさ」
双子女「だね。」
双子男「本当、呆れちゃうよね。あと異能に関しても覚えたからあまり効かないと思うよ？」
露乃「はいはーい！私が来ちゃいましたよ！！」
双子女「チッ……もう来たの？まあ、いいんだけど。」
双子男「じゃあ、帰ろうか」
双子女「そうしようか」
露乃「あ、中也！」
中也「すまねぇ……みっともない」
露乃「大丈夫。そんな貴方も素敵だと思うよ。」
中也「お前な……傷の心配を__」
って治ってる？
いつの間に！？
露乃「治しておいたからね。後は今度も会議に行くからね」
中也「会議……？」
露乃「ふふっ、少しは探偵社員をぎゃふんと言わせられる。」
中也「お前、やっぱり根に持つタイプだな。」
露乃「当たり前だよ。んで、仮面。」
仮面「もちろん、演出も考えてある。」
中也「こいつ…」
露乃「彼女も討伐対象としてみなさんにお伝えした上で超スペシャルゲストとして紹介する予定ですわ。」
中也「なるほどな……。でもお前…」
露乃「……あのね。私はただあいつらに認めて欲しいんだよ。自分らの行いがどんなに悪いかって事を。」
中也「お前やっぱり性格やべーな！おい？」
露乃「そういうツッコミが来るかー。でもいいぞ。んじゃ、帰ろうか。襲撃されたって報告もしなきゃだし。」
＊＊＊
深雪「ええ！？あの双子相手に異能力と素手で戦ったのー！？」
露乃「さすが中也！」
中也「お前らやめろ……」
露乃「んで、今中也が話した通り会議があるから。」
深雪「会議？」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2019年2月12日 14時
