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第16話 ページ18

クーナ「そうですか。」

サラ「社長!」

**

森「で、どうだった?」

露乃「すっごく怖かったです。」

中也「俺は露乃が怖いんだが。」

露乃「なにそれ」

中也「悪いな。」

露乃「ふんっ!でもこれからは嘘とかお願い関係ないからねっ!」

中也「こっからが本番か。」

露乃「はい。でも貴方も良かったわ、私の真似。」

仮面「………やめろ」

露乃「何々?照れちゃてって消えた…」

森「彼は一体何者だい?」

露乃「……それはあんまり口に出したくないですね。」

深雪「あいつと露乃は〜」

露乃「深雪!それ以上言ったら……」

深雪「ま、マリアさんに言いつけるのだけは!やめて!」

露乃「ふふふ、いいね。」

深雪「でもさ、双子はやっぱり危険だよね。」

露乃「そっちなんだよね〜」

森「あぁ、そうだ!エリスちゃんのお菓子買うのお願いしていいかな。」


露乃「ん?」

森「露乃ちゃんと中也くん。」

中也「わかりました。」

深雪「行ってらっしゃい!」



中也「買い物終わったと思ったら次はお前かよ!?」

露乃「あははー楽しいでしょ!」

中也「で、本音は?」

露乃「ダークファルス見つけて倒す。」

真冬「だから、私も?」

露乃「そーだぞ?言動も全部筒抜けだぞ。」

真冬「え、ちょっ」

露乃「……まぁ、悪いわね。」

中也「首領に話したか?」

露乃「いいえ。」


巨躯「貴様、あの時の____」

中也「お前、この女に手を出すなよ。」

目の前の男の腕を掴み重力をかける。

露乃「!」

これがこの人の異能力か。
流石、マフィアの幹部様だな。

巨躯「まだ、まだ足りぬぞ……!」

中也「くそ、こいつ全く聞いてねぇぞ!!」

露乃「さすがに人が集まって来たな。中也、こっちだ。人気のないところ、行くぞ。」

真冬「マスター、待ってください!」

露乃「真冬も遅れんな!!後ろにはダークファルス【巨躯】だぞ。」

中也の手を引き、人と人の間を走りに逃げる。
どこか、遠く。探偵社に近く人がいないところ。

中也「おい、後ろ!!」

真冬「大丈夫です、マスターにしか興味がないので周りの方にぶつかりはしますが___問題はないでしょう。」

中也「はあ!?」

露乃「さて、このままだと___」

中也「露乃?」

露乃「……ルーサー」

中也「ルーサー?誰だよ。」

露乃「いや、あれだよ。えーっと。」


中也「にしてもどこまで逃げるんだ?」

露乃「もうこの路地でいい」

バレットボウを出し構える。

中也「露乃、無理してねぇか?」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時

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