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第12話 ページ14

****

中也「お帰り。」

露乃「ただいま。」

中也「で収穫は?」

露乃「ゼロだね。……でもこーんなにうまく行きすぎちゃって逆に私怖いです。」

中也「そうか。太宰と会ったんだろ?」

露乃「はい。

中也「しっかしな……。」

真冬「マスター……」


中也「お、起きたか。シャオ?」

真冬「真冬ですが。」

中也「あーっとすまん。中々慣れないな」

真冬「……マスター」

露乃「どうした?」

真冬「いえ、何も。」

露乃「……さて、そろそろクーナちゃんに動いてもらおう〜。」


****

クーナ「何用ですか?」

リサ「おやおや、早かったですねえ。」

サラ「私まで連れてどうしたのよ。」

リサ「ああ、露乃ちゃんから指示が来ましてねぇ。」

サラ「全くあの子は……」

リサ「でもでも!此方の敵も撃っていいって許可が出てるんですから。」

サラ「はぁ……呆れる…で、指示って?」

リサ「ああ、武装探偵社を戦闘に向かわせる。それと、いい感じに離れておけ、と。」

サラ「あー……うん、なんとなく理解した。いったん戻ろう。」

クーナ「ですね。」

リサ「ああ、あともう一個。」

サラ「?」

リサ「探偵社員を男女関係なく呼び捨て。」

サラ「うわ……軽く怒ってるな。」

**数日後**

国木田「わかった、すぐ行く!」

サラ「どうしたの?国木田」

国木田「急に呼び方……」

サラ「緊急事態?」

クーナ「慌てる事案ではありませんね。」

国木田「いや。それがな__」

太宰「そんなに深刻な顔してどうしたんだい?」

国木田「マフィアのある倉庫が襲われて手を貸せと軍警から。」

太宰「これはまた遠回り___仕方ないか。」

サラ「(って言ってもこれはクーナが頼んだだけなんだよね…)」

国木田「異能を持ってるやつら全員、用意しろ。」

乱歩「んじゃ、僕もお留守番」

サラ「私もね。」

ナオミ「お兄様も、頑張ってくださいね。」

国木田「……行くぞ。」

****

若人「全く、これはつまんないわぁ」

広津「困りましたな……」

若人「……ふぅ、人を傷つける趣味はもうないのよねぇ。そもそも男が多いし。」

広津「さて__応援部隊はいつ来ますかね。」

露乃「あいつら来たら黙っといて?若人もだぞ!」

若人「わ、分かってるわよ!!」←すでに戦って負けてる。

露乃「んじゃ、隠れる!!」

どこに隠れてるかは秘密〜!
って事で←


中也「すまない…」

広津「いや。気にするな。」

若人「(なんだか、色々不安…)」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2019年2月12日 14時

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