第３５話 ページ39
美桜「まぁ、なんとかなるね。」
膝丸「兎に角一回帰るぞ。……一回寝たほうがいい。」
美桜「はーい。」
切国「堀川。そろそろ洗濯物を……って和泉守！？」
三日月「おや。この本丸のは”もう“居なかったはずだが？」
美桜「今復活した。」
三日月「ふむ……霊力はないと思っていたが…突発性、か」
美桜「流石私って……三日月？」
三日月「？」
美桜「えーと、堀川くんに用事あったのかな？私は離れに戻るね。」
三日月「……よい。」
美桜「？」
三日月「戻らなくても良い。」
美桜「敵意隠せないのね……やっぱり刀剣男士は心が弱い。」
膝丸「何の話だ？」
美桜「こっちの話。」
三日月「堀川、審神者が呼んでおったぞ。次はお前だ。」
兼定「次は堀川って……」
美桜「え、仕事増やすのはやめて下さい。」
兼定「そっちの心配より国広の心配しろよ。」
美桜「…あ。」
兼定「忘れてたのかよ！」
堀川「……審神者部屋に行けばいいんですか？」
三日月「ああ。話が早くて助かる。」
切国「ほら、早く行くぞ。」
美桜「駄目……皆おかしい……。」
ここは最悪……。
早く助けださないと。
堀川「はい。美桜さん…本当に、有難うございました。」
美桜「…堀川くん……」
堀川「……僕は大丈夫ですって。見習いの仕事をちゃんとこなしてくださいよ？」
美桜「待った待った。審神者部屋に連れて行ってなにするの」
三日月「役人のお前には関係が無いだろう？」
美桜「関係あるか無いかは私が決めるの。」
三日月「ほう？」
美桜「私が、相手してやるよ。」
膝丸「何を言ってるんだ！」
堀川「そうですよ！僕が行きますから！！」
美桜「少しは頭使え。堀川。」
堀川「美桜さん！！」
・
美桜「がっ…！」
やっぱり、予想していた通りだった。
思った以上に力が強い。武器を使っても良かったと後悔してるが、武器を使うと色々と面倒な事になりそうだったのでこうして自由にやられてるのだが。
流石に、蹴られてしまうのは私でもキツイ。
レコ「堀川が来ないのは予想外だったわー。でもまぁ同じ人間だしやり甲斐が超絶あるわー」
そう言いながら何回も何回も殴られては蹴られる。
これは、操られてない刀達にはキツイかもしれない。
髭切や膝丸辺りにはコレが回らないようにしなきゃ。
美桜「いつも、やって…る……の？」
レコ「ええ。そうよ。」
美桜「……あの五振には手を…出さない…で。」
レコ「私に命令をするな！！」
美桜「きゃっ！」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年12月23日 19時
