第３４話 ページ38
崎山「はい。長官も、了承していますわ。」
香織「有難うございます。」
美沙「さて、守護輝士様はどういった処分を下すのかねえ？」
香織「だね。」
ーー
美桜「ッ……！」
こんなものでいいのか少し不安だが。霊力を注ぎ込む。
こんな感じでいいのか？
堀川「美桜さん……大丈夫ですか？」
膝丸「美桜っ！」
美桜「あ、膝丸も来たの？少し時間かかりそうでさ」
膝丸「美桜、そんなに大量に注ぐのはマズイ！」
美桜「そんなの、報告書には載ってなかったわ。」
膝丸「そうか……って、そろそろ顕現出来るのでは？」
美桜「本当ね……って…え。」
膝丸「……和泉守？」
兼定「堀川……？この女、人間か？」
素早く刀を抜き、堀川を守る体制を取る。
俺と、堀川を傷付けた人間は目の前にいる。
堀川「兼さん、この人は違うよ。」
そんな事を言われても信じられねぇ。いや、国広が言うなら正しいのだろうけど。
どうしても、人間を目の前にすると怒りが込み上げてくる。
なのに。
なんでこの人間は、笑ってるんだ？
本当に、面白そうに。腹を抱え目には薄っすら涙が出てる。
兼定「なんで笑ってるんだよ！」
美桜「ふふふ。細かい事を言えば私って人間じゃないからさ。可笑しくって」
兼定「舐めてるんじゃねぇよ！」
美桜「あははは！巫山戯てない巫山戯てないって！」
兼定「人間じゃないならなんなんだ？付喪神か？」
美桜「そんなレベルじゃないわ……うん。えーっと」
膝丸「鬼の末裔でいいんじゃないか？」
美桜「そーする。」
膝丸「丸々使うのか。」
美桜「んっ」
このままでは斬られそうなので持ち前の危機察知能力で膝丸の後ろに隠れる。
膝丸「えーっと、まぁそういう事で……此奴は俺たちの味方ってわけだ。」
兼定「味方……？」
堀川「落ち着いて。刀は…収めて…」
兼定「そんな簡単に味方とは思えねえよ！」
堀川「味方じゃなかったら兼さんを治さないでしょ。」
美桜「うん、まぁ治す理由ないからね。」
堀川「本当に、有難うございました。また、兼さんと暮らせるなんて嬉しいです！」
美桜「嬉しそうで良かった。膝丸。超嫌な予感がする……」
膝丸「こ、困るぞ……？そんな事を真顔で言うのは…」
美桜「ふふ、当たるんだよなー……これが。」
堀川「当たるんですか！？」
美桜「絶対当たるよ。」
兼定「それはすげぇな……」
ーーーーーーー
本丸襲撃ネタ入れます。
襲撃するのは時間遡行軍だけではないので^^
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年12月23日 19時
