第２９話 ページ33
美桜「嬉しそうで良かった。」
まだ、人の形に戻ってはないけど嬉しそうで良かった。
大事そうに刀を撫でてる。本当に大切だったんだな。
堀川「っあ……ごめんなさい」
美桜「いいのいいの！」
堀川「貴女の霊力も体力も……奪ってしまったみたいで…」
今剣「美桜さん！此方へ。」
美桜「今剣…いい子や。」
堀川君の部屋の布団をタンスから引っ張りだして用意している姿を見てるとなんだかキュンとした。
きゅんとしたけれど、ここはこの子達に甘えて布団で寝ることにした。
今剣「ここはぼくたちがしっかり守ります！だから、ゆっくり眠っててください！」
と、しっかりしたことを言うので私はすぐに眠りについた。(色々不安だったけれど)
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レコ「三日月、あの２人は大人しくやってる？」
三日月「そのようだ。離れでこんのすけと楽しそうに話してたぞ。」
レコ「離れまで見に行った？」
三日月「いやいや。乱と薬研に頼んで見て来てもらった。」
レコ「そう。残りは離れでゆっくり過ごしてもらわないとね。」
三日月「君も、悪い事考えるなぁ。」
レコ「ふふ。この本丸を守るためだから。」
三日月「そうかそうか。」
レコ「あーあ。なんか暇だから短刀と遊ぼうかな。」
三日月「短刀と？」
レコ「小夜左文字にしようかな。次は。」
切国「連れてくる。」
レコ「よろしくー。」
三日月「して、主は見習いをどう思う？」
レコ「見習いっていうよりあいつらは役人だよ。見習いのふりして。」
三日月「恐ろしいことをするな。政府も。」
レコ「酷いわよね。勝手にブラック本丸扱いしてさ。」
三日月「ほう」
レコ「私は何も悪くないのよ〜？というか退屈なんだよ。」
・
千草「ん……見廻りに来るなんて…」
膝丸「ああ。向こうで何かあったのか？」
千草「かもね。色々あって冷め切ってるし……」
膝丸「残り５日…か。」
千草「そうね。此処ともおさらば…」
膝丸「俺たちは結局どうなるんだ？」
千草「次も同行してもらう。……やっぱり美桜遅いな。」
膝丸「だな。」
千草「さて……此処からどうする予定なのかな。」
膝丸「何も策がなさそうに見えるが……」
千草「あの子はあの子なりに考えてるのよ」
ま、守護輝士っていう肩書きで色々苦労してるからな。
私にはぜーんぜん分からないんだけど。
膝丸「…考えてるのか？」
千草「まぁね。」
髭切「うーん、僕らも協力はするよ。助けてもらったしね。」
千草「…だね。」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年12月23日 19時
