第１話 ページ4
ーーある日___艦橋
美桜「うーん、呼ばれたのはいいんだけど……」
シエラ「お待ちしてました！」
美桜「シエラ…シャオに……マトイ。」
其れに…情報部の子？
シャオ「……この子たちは、地球のとある機関に潜入してたんだ。」
美桜「とある機関？」
シャオ「時の政府。君達にはとある場所に行って欲しい。」
美桜「君たち？」
シャオの側から出て来たのは千草。
千草「やっ」
シャオ「２人には２つの本丸へ向かってもらう。」
千草「本丸……なるほど」
シャオ「事前に説明した通り。」
本丸。
向かう先の拠点の名前。
そして私たちが向かう理由。どこの審神者も役人も始末屋も手をつけられない本丸。理由は聞かされていないが。
美桜「うーん。始末系ならクーナちゃん行けそうじゃない？」
香織「其れが無理っぽいのよね。だからあんた達に任せてるの」
美桜「いいよ、でもこっち開けてて平気？」
香織「平気。まだ余裕ですし。」
シャオ「余裕って言い切っちゃうのが君らしいね。」
香織「私は最近、こっちに居ませんので。」
シャオ「ってことだ。」
美桜「はぁ……要は、悪い審神者とやらを正すんだな。」
シャオ「そうそう。」
シエラ「でも、ダーカーの方は安心してください！」
美桜「千草……本当に行くの？」
千草「うん。」
シャオ「ああ。後手を出しても問題無いからね。」
香織「処理は任せて。」
美桜「じゃ、シャオ。」
シャオ「？」
美桜「出発日は？」
シャオ「明後日。」
美桜「うっわ、急……」
シャオ「宜しく頼むね。」
・
・
美桜「……千草の部屋に久々に入ったわ。」
千草「でしょ？」
美桜「……うーん、別に手を出しても問題ないんだよね。」
千草「えーっともう一回資料を読んで理解しなきゃ」
美桜「そうだね。」
えーっと私らが向かうのは2250年？確かその辺の日本。
まず１件目の本丸。
千草「まず審神者名はレコ。雑ね。」
美桜「名前に文句つけるのは失礼ね。彼女は故意に刀を折ったり、夜は彼等に手を出してるみたいね。」
千草「酷いわね……で私たちは見習いでその本丸に？」
美桜「そうなるわね。えーっと、もう明後日なのにどうしましょう。」
千草「うーん、手を出されたらこっちも手を出すか。」
美桜「仕方ないかもしれないね。」
シエラ『お二人さん、通信で申し訳ないです！』
美桜「あ、シエラ。」
耳に手を当て通信を受ける。
シエラ『あ、シャオ！』
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年12月23日 19時
