第１２話 ページ16
三日月「はっはっは！面白い小娘だな。」
美桜「三日月さんはかなり貴重な刀です。小狐丸さんも。なぜ操られていない？」
千草「そうね。此処にいる刀は普通だわ。…この辺りの
堀川「……ねえ、この人って霊力高いんですか？」
千草「美桜のこと？」
堀川「はい」
千草「あの子は生きる伝説だからねえ」
堀川「そうですか……自覚なさそうですもんね。」
美桜「ってお願いがあったのでは？」
堀川「ああ、そういえば。」
今剣「いわとおしをたすけれください！あとやまとのかみさんも」
堀川「折られたんです。審神者に。」
美桜「んー、私は構わないけれど。やり方知らん。」
千草「しっかしねえ。」
折れた刀片を見ても治せる気がしない。
霊力がたくさんあるらしいので、なんとなくでいけるかな。
美桜「うーんむ」
堀川「気が向かないようでしたらまた今度でいいですよ。」
美桜「……そろそろ時間じゃない？一回本丸へ戻りなさい。あ、源氏の２人は返しませんよ。」
堀川「ふふ、わかりました。」
三日月「迷惑をかけるな。では」
小狐丸「夕食は是非、大広間で食べましょう。」
・
髭切「にしても、他の惑星に行くなんてすごいや。」
美桜「そうかなぁ？もう大変だよ！」
千草「結局話してるじゃん。まぁ、防音対策はバッチリだからさ。」
膝丸「でも美桜は、嘗ての敵の力を使えるのだろう？」
髭切「こっちではない仕組みだねえ。」
美桜「ふふ、でしょう？」
かつての敵の力とは、ダークブラストと呼ばれるもの。
私はあまり使う気になれない。
エルダーは勝手にこの身体を乗っ取る。若人とダブルはうるさい。
髭切「そういえば……夕飯はどうするんだい？」
美桜「そうね……向こうで食べる！」
どうせこの４人の分は用意されてないから！
さみしけれど！！！
髭切「夕飯……そういえば。」
千草「ああ、君たちは久し振りに食事するんじゃない？」
髭切「確かに。」
膝丸「箸の使い方も忘れたな。」
千草「おじいちゃんかよ。」
膝丸「おじいちゃん、か。」
千草「今日は、手で食べられるものにしておきますね。」
膝丸「それは助かる！」
髭切「うーん、それは助かるね。」
美桜「お寿司……お寿司！！いなり寿司！！」
千草「ここまで鉄板ね。」
美桜「え、じゃあいなり寿司ダメ？」
千草「いえいえ。私は向こうで料理作るので。あ、後食材調達。」
美桜「いってらっしゃーい！」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年12月23日 19時
