第１００話 ページ8
中也「お前ら……ボスの言ってた奴らか。突発性ヴィランだかなんだか知らねぇが。」
男「消えて貰おうか。」
中也「消える？はっ…笑わせてくれるじゃねえか。」
零「っ…」
中也「……手前、何でここにいやがる。」
零「バーに戻る途中だったのよ、あとは見ての通り。」
街灯に照らされ薄っすらと何かがある。
あれは………血？
中也「お前にしては油断しすぎだな。」
零「2人いるなんて分からなかったのよ。完全に油断した。」
中也「その様子だとついさっきって感じだな。手当てするか。」
男「お前！」
中也「ちょっとうるせぇぞ。」
男「がっ！」
中也「ふん、大した事ないな。こいつ」
零「中也、少しまずい。」
とりあえずは中也に手を出させないようにしないと。
まず影で身体を巻きつけてそこから上に浮かせる。
多分、奴の異能力ではここまでは届かない。
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真琴「零さんはすごいわね。幹部様とは」
白狐「あー、中也さんとくっついたらいいのに」
真琴「阿保。」
白狐「ごめん。」
真琴「そろそろ……零さんが危ないわね。」
白狐「私の出番かしらね。」
真琴「どうする？……白狐その辺の野良犬を操ったりできないの？？」
白狐「できる。ってかもうやってる。でも助けはしない。マフィアの子だもん」
高野「それで良い」
マスターに淹れてもらった珈琲を啜りながら白狐の様子を伺う。
うん、すごく綺麗だな。真剣な表情も。
炭酸で変なスイッチが入るからね。この子
帝「ヒーローも良いわね……気楽でさ」
真琴「私らは小さな仕事もあるから、しんどいよね。」
帝「そうね。ヒーローとの会議もあるからさ。しんどいじゃない？？」
白狐「あはは、でも明日は……試験か。」
帝「ええ、そうね。」
白狐「あっ、真琴ちゃん。もうまじで危ないけど？」
真琴「困ったわね……」
太宰「零…に何かあったの」
真琴「ちょっと、マフィアの敵対組織の刺客にやられてるみたい。かなり劣勢」
太宰「なら、助けないと。」
真琴「これからがお楽しみよ〜大丈夫。ここは我々に任せて欲しい。さ、飲みましょう。」
太宰「え……」
真琴「さあ、飲もうよ！」
太宰「……ああ。」
零が心配。でもこのまま抜けるわけには……
白狐「……っは眠い。」
真琴「あら、寝ててもいのだよ。」
太宰「もう帰るね……遅いし」
真琴「ええ。おやすみなさい。」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年10月11日 18時
