第１１４話 ページ22
太宰「……仕方ないか。」
真冬「もー、何にも問題ないんだからさー！」
太宰「はいはい。あ、チョコレートケーキ好きだったよね？」
真冬「うん。」
気が利くなぁ。でもそもそも私がこの人好きになったきっかけってなんだっけ？？
どうして、恋人になりたいと思ったんだっけ？って其れっぽく行って見たけどなんとも言えないんだよね。
国木田「真冬、リボンが曲がってるぞ」
真冬「え、さっき直した筈なんだけどなぁ。」
国木田「お前、見た目よりかだらしないんだな。」
太宰「なんで私を見るのさ」
国木田「なんとなくだ。」
真冬「有難うございます。」
鏡花「湯豆腐はないの？」
中島「ここには無いみたいだね……でも他にも美味しそうな料理があるよ。」
鏡花「……グラタン」
中島「食べる？」
鏡花「うん」
真冬「……」
みんな各々楽しんでるな〜。
招待状を貰って嬉しいかもしれない。
太宰「じゃ、少しは私を楽しませてくれ。」
真冬「！？」
国木田「ちょ、太宰っ！！」
ーー
太宰「……もう、なんでこんなパーティに招くかなぁ？」
高野「……こうなると予見してきたのでしょう？真冬はどこだい？」
太宰「其れはいえないな〜？まさかガス系の異能者だとは。」
高野「ったく、私の異能がここまで成長するとはねぇ？」
太宰「どうする。これじゃまともに動けないぞ」
真冬「……ッは…これでどーお？」
高野「！」
ふと煙が消失していく。
個性を使いガスの異能者に触れたのか。
無効化…の異能を借りたって事か。
・
・
真冬「……白狐。」
白狐「噂通りね。」
マフィアと探偵社の大した情報ではないが抜きとられていた。
しかしなぁ……
森羅「不味いですよ。これ！！」
白狐「やはり罠かのぉ？」
森羅「恐らくは」
・
・
太宰「あれ、遅いね。」
中島「あー……誰かと何処かに行ってましたね。スーツの男性もいました。」
蟒蛇「あれ、森羅もいない。」
中島「ぼく見てきましょうか……？」
太宰「いや、問題ない。……先に戻るとしようか。」
中島「で、でも…」
森羅「……深く考えない考えない。」
大丈夫だから！と言いながら思いっきり背中を叩いてやった
国木田「……そうだな。」
真琴「一手間違えたらやばいぞ、太宰。敵は罠という罠を張り巡らせているよ。」
帝「其れ、殆ど答えですよ。」
真琴「ああ、そうだね。」
帝「また任務で一緒になったら宜しくお願い致しますね。」
軽く会釈をしてから真琴の背を追った。
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年10月11日 18時
