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第12話 ページ18

加州「ん?どうかした?」

美桜「んー、なんでもないよ。ああ、そうだ。狐さんとお話したい事あるの」

アフィン「なあ、美桜」

加州「いいよ、後で呼んでおくね。」


**


美桜「あーあ、漸く終わったね。」


アフィン「疲れたな。……何か気になる事があるんだろ?」

美桜「流石相棒。」

アフィン「あまり、変な事に関わるなよ。此処では楽しく過ごしたいしさ。」

美桜「うん……」

こん「美桜様。」

美桜「あ、きつねさん」


こん「こんのすけです。美桜様、どうなさいました?」


美桜「ああ、あのね狐さん。此処の本丸の結界がとっても緩いから……ユズちゃんにふわっと伝えてくれないかな?時間遡行軍に、とても容易く見つかる気がするの。」

こん「結界、ですか?基準は満たしていますが。」

美桜「うーん、説明が難しいわね。とにかく!結界が緩まってるのは敵さん大歓迎!って事だから。」

こん「そうですか、審神者様に伝えておきますね。」

美桜「……お願いします」


アフィン「……」


美桜「アフィンはわかる?」

アフィン「多少はな。」

美桜「やっぱり私の相棒は最高ね……。」


アフィン「う、嬉しいけど…顔…近い。」


美桜「んーむ?まあいいじゃない?私ちょっと散策!」


アフィン「あ、相棒…!待ってって…!!うわっ!!」


バチっ!という音と共に自分自身に体が弾き飛ばされた。
……部屋から出れない。


加州「美桜の力……?でもこれって…」


こん「偶発的、霊力……です。」


加州「!!」


こん「相手の能力の底は見えませんが」

アフィン「…(相棒またおかしな力に目覚めたな……。)」


こん「兎に角、触ってはいけません」

アフィン「あ、ああ」

加州「これじゃあ何処にもいけないじゃん!」

こん「審神者様なら破れると思うんですが……それに、力のコントロールも出来てないと思うのですが」


**


へし切「……お前は…」

美桜「あ、へし切長谷部!」


へし切「長谷部と呼べ。」

美桜「いやでーす。」

へし切「おま……お前な……!」

美桜「私には美桜って名前があるんですよねー。」

膝丸「長谷部?今日は畑当番ではないはずだが?」

乱「珍しいね!ってもしかしてこの子が審神者候補の女の子!?」

膝丸「ああ。」

乱「へえー。すごく可愛いね!」


美桜「ふふ、ありがとう」

へし切「畑はもういいだろう?」

美桜「やだ!もっと見たいー!」

へし切「全く…」

美桜「じゃあ行こうよ!」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2020年1月16日 22時

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