第１０話 ページ16
＊
美桜「失礼しますねー。」
こん「えーっと、髭切様と膝丸様。それに三日月様ですね。」
髭切「うん、よろしくね、新人ちゃん。」
美桜「じゃあまず貴方からやって行きますね。」
こん「まずは資材をこちらの機械に。それから……」
美桜「説明は不要よ。まずは綺麗にしてあげないと。アフィン、包帯を使ってやって。……それから刀の方も綺麗に」
アフィン「わかった。相棒は中傷の二人を。」
美桜「ええ。」
レスタ……をかけておけば…平気だろうか。
膝丸「……！」
こん「傷も綺麗になりました……美桜様、何を？」
美桜「資材のかかり難い手入れです」
こん「そ、それは…身体に負担がかかるのでは！？」
美桜「大丈夫大丈夫。」
こん「審神者様の言ってる通り……」
偶発型の霊力…を持ってるかもしれませんね。
美桜「？」
こん「いえ。……先ずは…」
美桜「あんまり無理は良くないからね……アフィン！」
アフィン「この人の傷も思っていた以上に浅いし…刀も直ったよ。」
美桜「狐さん、確認お願い。」
膝丸「……ありがとう」
美桜「ちゃんと休んでね。刀の方も直ってるはずだから。」
三日月「……美桜、と言ったかな。」
美桜「ええ。どうしたんです？」
三日月「手入れ、ありがとう。」
美桜「……いえ、今日から此方にお世話になるので。」
三日月「そうか。」
＊＊
雪野「そうか。一人でも多い方がいいな。」
神楽「はい、才能等はあの本丸で見るの。」
ヒロ「ふーん、まあいいんじゃね？」
レイコ「私も賛成。」
ヒロ「まあ、審神者が増えたところで、こっちの戦況がひっくり返るかは分かんねえけど。」
レイコ「そうね。」
神楽「はい……」
雪野「そうだな。 」
神楽「じゃあ私は、美桜ちゃんのために大きめの本丸手配してきますね。」
雪野「お願い。」
レイコ「その子、もしかして偶発的霊力の子？」
ヒロ「研究途中だがな。……一度会ってみたいな。」
レイコ「そうね、会ってみたらどれくらいの強さかわかるからねえ。」
ヒロ「ユズの本丸に行けば会えるだろうな。」
神楽「そうね。その辺りは……本人と話してね。」
雪野「ええ。………その辺は自由に。」
神楽「じゃあ、各自解散！」
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作者名：黄泉 | 作成日時：2020年1月16日 22時
