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第22話 ページ28



こん「審神者様、重傷3名です!」

美桜「えっ?」

長谷部「小夜左文字!他の男士伝え、資材をたくさん持ってこい!」

小夜「わかった。」


こん「到着します!」


安定「主!」

乱「戻ったよ!!」

美桜「重傷者……って…狐!札もたくさん持ってこい!」

こん「はい、こちらに!」

美桜「よし……皆、傷に響くだろうけどちょっと我慢してね。」

膝丸「…っ…早く…兄者を…!」

美桜「うん、分かってる……さらっと資料で見た……1発で治す方法……っ!」


膝丸「…!」

清光「いっ………あれ?」

長谷部「主!」

こん「さ、審神者様!!」



***


ーー?

ーーー??


美桜「!!」

目を覚ますと、見慣れない真っ白な天井が見えた。
あれ。
私、あの後どうなったんだっけ?……3人分に手入れを一瞬で終わらせた……んだっけか?

一乃「無理したんですって?アフィンから聞いたわよ?」

美桜「………少しだけね。」


一乃「シャオのおかげで一応は刀剣男士が入れぬようにしてるけどね。」

美桜「……清光…は」

一乃「全員無事よ。貴方の新たな能力である霊力の半分以上使い切ってるみたいよ。まあ、うまく本丸は維持できてるらしいけれど?」

美桜「それなら、よかった……すっごく…身体が重いの…」

一乃「まあ、色々言ったけど……入りな。」


清光「あ、主……」

一乃「ああ、急に動かない方がいいよ…?」

美桜「でも……少し…だけ」

清光「着いていくね。……ありがとう…」

美桜「………」


***


雪野「ほーう、今年で何人目ー?」

神楽「30です。」


雪野「増えたなあ、神楽」


神楽「ですね?」


雪野「お、偶発型の…」


**


シャオ「ふーん、なるほど。」

一乃「はい、霊力の低下、其れ等の所為で…今はゆっくり休ませています。」

シャオ「そっか。まあ、平常運転だね。」

一乃「にしたって、向こうの世界も私たちがうまく見る必要がありそうよ?」

シャオ「うーん、あの刀剣男士……うまく使えるかもね?」


一乃「もお、シャオ?あんまり言うと美桜に怒られるよ?」

シャオ「大丈夫、あの子の攻撃は軽くかわせるからさ。」

一乃「あー、なるほどね。」

シャオ「ま、何をしようとあの子の勝手だ。」


一乃「そうね。ああ、後で見舞いに行ってくる。」

シャオ「うん、いってらっしゃい。」

**

美桜「ん?」

清光「やっぱダメなんじゃないの?」

雪野「そりゃそーよ?」

美桜「あ」

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作者名:黄泉 | 作成日時:2020年1月16日 22時

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