第１話 ページ4
あさひは嫌々だったが、本丸となる建物の掃除を手伝ってくれた。
それにこれから刀剣男士を迎えるにあたって人数も多い。(まあ、それに合わせて本丸もめっちゃでかいんだけどね。)
その後に畑を軽く耕したり諸々の準備をした。
あとはこんのすけに頼るか←
いやいや、私普通の人間よりかは寿命が短いので男士への説明をどうしようか。
結城さんがもうくるかな。
あさひちゃんがもう帰ってしまったからな……。
姫「……結城さん…。」
結城「おはよう。掃除も無事に終わった見たいね？」
姫「あ、はい。」
結城「そうだ……まずはね、初期刀といって…はじめに刀剣を一振り選んで欲しいの。」
姫「んー……。これが良いです。」
私が指を指したのは加州清光という名の刀剣らしい。
話を聞くところ彼はあの沖田総司の愛刀だったとか。
結城「あら、お目が高いわ。」
彼女はそう言うけれど……実際に会ってみないと。
姫「えーっと……この刀をどうするんです？」
結城「そうね、説明を省くけれど……この刀に人の心と身体を与えてみようか。」
姫「…心、与える？」
心を与えるってどういうことだろう？
とりあえず、感覚でやってみるしかないね！
結城「うん、大丈夫。初めは戸惑うかもだけど。」
姫「……ん。」
結城「……ほら、貴女の刀剣男士よ。」
姫「……ん？」
目の前に現れたのは、黒髪、赤眼の青年だった。
清光「あー川の下の子河原の子……ん？君が審神者ですか？」
姫「は、はい。」
え？
めっちゃ可愛いですね
ああ、好きなタイプですね、恐らくは。
清光「わぁ、審神者の髪の毛が綺麗だね。」
髪の毛をまじまじと見つめる加州清光さん
姫「えーっと、本丸の案内をしますね。」
清光「本当？ありがとう。」
姫「……広いけれど、ここにはまだこの三人しかいないの。」
清光「そうなんだ。」
姫「……では結城さんは……。」
結城「私はもう自本丸へ戻るわ…あとはこの狐さんに。」
こん「審神者様！審神者様ぁぁぁ！？」
結城「もう案内始めてるわよ？」
こん「わああああ！？」
ここの本丸のこんのすけも審神者も少し変。
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作者名：黄泉 | 作成日時：2018年7月1日 15時
