ノクターン

#14 ページ14

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濱ちゃんの言葉をそれとなく頭で繰り返しながらとものいる病院へ向かった。





貴「とも〜」




あの日からわたしは直接ともの病室に向かうようになった。




緑「A…や、」




そう言ってゆっくりと姿勢を直す。




わたしは濱ちゃんの言葉を胸に、ベッドわきにある丸椅子に座った。



貴「…あのね、わたしとものことが好き。ずっと一緒にいたい。ともを支えたい。だから、何もかも受け入れる。これからは隠し事お互いなしにしよう？」





緑「……あ、…り……が………と、う」




それだけで、十分だった。全てが伝わった。




すき、と小さくつぶやきながらお互いに見つめ合っていつものようにふんわり手を握った。








緑「…お、れ………か…ら、も……お…ね……が…い、し……て…え、え？」




しばらくの間の後少し恥ずかしそうにともが言った。




貴「なんでもいいよ」




緑「…こ……い、び……と……み…た………い……な、こ……と………し、た……い……ね…ん、」




貴「…しよう、とものやりたいこと、全部しよう」





そう答えると、ともは、ほなな、…とノートにやりたいことを書き出した。



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