緊張 ページ34
スタッフ 「んじゃー！スーパージュニアのらみなさーん！ステージへどうぞー！」
衣装合わせが終わり、本格的にリハに入ろうとしていた
舞台裏でスタッフ達の声が行き交う中
スジュオッパ達は気合いれの掛け声をしていた
スジュ 「スジュファイティーーーン！」
そういって、オッパ達は立ち位置につく
ヨナ 「今日はほとんど通してやるみたいだね」
ヨナおんにがオッパ達を見ながらいう
スンジ 「あ。そうなんですか？んじゃ私達ほとんどオッパ達の練習みてるだけですね笑」
そう嬉しそうに言うおんに達
どうしよ…
そんな中、私はただ不安で……
ウニョクオッパとのカップルダンスだってあるし…
さっきのキュヒョンオッパの視線だって……
オッパのあの瞳は、見たことないくらい潤んでて、悲しそうに目を泳がせていた…
私…何かしたかな…
でも思い当たることもなくて…
オッパから目を逸らすなんて…
あの時の表情を思い出すだけで視界が潤む
あぁ〜…集中しなきゃ…
私は両頬を叩き、モニターをみる
しばらくして大音量でオープニングのVCがながれる
少しオッパ達を見ると、さっきのおちゃらけた雰囲気は全くなく
緊張と真剣が混ざった眼差しでそれぞれ準備をしていた
さすが…
世界のスターはやっぱり違うな…
そう思いながらモニターに視線を移した
〜
何曲かオッパ達が歌った後を
スタッフ 「Aさん！そろそろ準備お願いします！」
とスタッフの声が聞こえる
A 「あ！はーい！」
私は慌てて返事をかえす
ミンヒョン 「お！A！がんばってこいよ！」
メンバー達にそう言われて私は
はい！と返して準備室に急いだ
まず衣装に着替える
緊張が高ぶり、ドクドク音を立てて鳴る心臓…
やばい…すんごく緊張する…
初めてスタッフやメンバーに見せるし
何せ合同練習なんて一回しかしてない…
そんなことメンバー達が知ってるわけなく…
鏡を見ると私の顔はこれまでにない位青ざめていた
最悪なコンディション…
私は少し震える手で衣装に着替える
衣装さんが駆け寄り手伝ってくれる
メイクさんやスタッフが私の側に駆け寄り
酸素を吸わせたり、メイクを直す…
今回の衣装は胸元がガバッと開いたファスナー式の黒い体のラインにピッタリなワンピ
高いピンヒールでカップルダンスとか…
さらにかけていく自信と裏腹に増す緊張と不安
酸素マスクをいつもより多く吸って
舞台裏へ急いだ
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作者名：りんみな | 作成日時：2014年9月22日 3時
