本格的に ページ30
ブーブー…
…ん…？
枕に響くバイブ音
マナーモードにしてるから…多分カカオかな？
起きたばかりで目が開かないのを無理やり開けてスマホをとる
通知の表示をスライドする
あ。やっぱりカカオか…
それわagainのグループでの会話だった
ヨナ 「おーい！今日はスーパージュニアのライブのリハあるから急いで会場きてね〜」
え？…お……マヂか…笑
私は急いで返事を返す
A 「わかりました」
次々とメンバーが返事を返す
私は急いでベッドから起き上がって
リビングに入る
どうやら私しかいないようだ
覚束ない足で冷蔵庫へ向かい水を取る
…あ…そういえば…
スーパージュニアとの共演練習初日からもう数週間がたっていた
オッパ達とのコラボする曲、ソリソリはもう完璧に踊れる
MCの読み合わせもバッチリだ
でも…
あの3連休以来ウニョクオッパとのカップルダンスの合同練習…してないな…
各自では練習しているが、カップルダンスは2人でやらなきゃ、タイミングだってそれぞれの感覚に慣れてしまい、タイミングが合わず怪我をすることもある…
なのに今日リハとか…
どうしよ…
お互い仕事が忙しくて、スケジュールが合わなかったせいでもある…
でも何となくウニョクオッパに会いたくなかったのもあった
これ以上ウニョクオッパといると…ウニョクオッパの事…
いや…
私は頭を振り自分の顔を叩く
バチッ！
誰もいない部屋に響く乾いた音
いっでえええ…
ちょっと強く叩きすぎた…笑
でも今のやつのおかげでちょっと
正気に戻ったかも…笑
私は水を飲み干し、それなりの変装をして
スーパージュニアのライブ会場に向かう
〜
この気持ちはドンへオッパにも言えない…
私はタクシーに乗りながら考えていた
もし、この気持ちを誰かに言ったら
私は本気になってしまうと思うから…
私は……………………………
キュヒョンオッパが好き…
目を閉じる…
前は目を閉じたらすぐにウニョクオッパのあの歯茎スマイル←が浮かんできた…
けど…………
今は…
目を閉じれば…
まるで目の前にいるかのように…
キュヒョンオッパのイタズラな笑みや…
優しく微笑みや…爆笑するオッパの顔が浮かぶ…
うん…
これでいいの…
私は片思いでいいの………
まさか思ってもなかった
このハンパな気持ちのせいで
この後こんな関係になってしまうなんて……
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作者名：りんみな | 作成日時：2014年9月22日 3時
