ありがとう ページ25
何で私…泣いてるの…
なんで…キュヒョンオッパがいるの……
私…迷惑かけてよね………
オッパは大きな身体で私を包み込んでその温かい手で私の背中を黙ってさすり続けた
その温かさに涙はさらに溢れて
とまらなかった
人に抱かれてこんなに安心したのは…
オッパが始めて……。
しばらくして私の涙はおさまり始めた
A 「…オッパ……ん…ごめんなさい…迷惑かけて…」
私はゆっくりオッパから離れる
何かが怖くて顔をあげられなかった
KH 「…俺は大丈夫です…あんなに泣くなんて…見たことないよ…何か俺に言えるような事だったら何でも言ってください…」
そう言うとオッパは私を覗き込む
そんな…優しい言葉言われたらまた泣きそう…
視界が潤み始めて、一生懸命涙をこらえる
オッパにこれ以上心配かけたくない…
A 「大丈夫です…これ以上心配かけたくないです…これわ私の問題です…」
そう言ってオッパを見上げると
少し呆れた顔でこっちを見ていた
KH 「さっきも言いましたよね？また同じことの繰り返しですよ？…俺…そんな頼りないですか？」
A 「いや…！違うん…」
KH 「だったら！………ごめん…俺は…少しでも…先輩としてAの役にたちたい…俺を頼ってください…」
………オッパ……
始めて…オッパにこんなこと言われるなんて…
オッパとこんな話すのだって始めて……
この始めてがこんな始めてなんて…
私情けない…………
私の涙の理由に…理由なんて特になかった
ただ不安で………
でも…あえて言うなら…
オッパも理由の一つかもしれない。
ずっと片思いでいいと思ってた
私はただオッパがステージで歌って踊っているのを見ているだけでよかったの…
でもいつからか…共演することが多くなって
今では仲のいい先輩と後輩の仲になってて
オッパが近くにみえて遠い存在になった…
今までより少し近づけたから
欲がでたのかな…？
オッパと話したりしたくて…
ドンへオッパに相談したりもした……
でもキュヒョンオッパは遠い存在で…
この気持ちがわからなくなってた…
そんな時…ウニョクオッパとのカップルダンス…
私って…
ホント最低な女……
A 「オッパ…ありがとう…」
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作者名：りんみな | 作成日時：2014年9月22日 3時
