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リビングで朝ごはんを食べていると北斗が降りてきた



「 北斗くんも食べるでしょ? 」



なんて言う私のママの質問に当たり前のように頷いて私の隣の椅子に座ってた。



「 別に毎日朝起こしに来なくていいのに 」



モテるんだからさっさと彼女でも作って登校しろよっていう皮肉を込めて北斗にいうと顔色も変えずに



「 Aのお母さんの朝ごはん食べに来てる 」


と無愛想に答えられた。




分かってはいたけど、小さい頃からずっと一緒で幼なじみの北斗の目に映る私は絶対に女としてなんて映ってなくて、手のかかる女の子。いや女の子としても見られてないかもしれない。


" 大きくなったらAのこと 俺のお嫁さんにしてあげるね "



そう言ってくれた素直だった君はいつの間にかひねくれた勉強にしか興味無い男子高校生になってしまってモテるのに女の子に対しても興味無いのか素っ気なくしてる。



そんな君に私は1度でもいいから



"可愛い"って言われたい。



多くのことなんて望まないから、ただそれだけ。



そして、君のとなりにあと私は何年居られるのか。




もう少し、私の気持ちが吹っ切れるまででいいから隣にいさせて欲しい。

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作者名:乃愛 x他1人 | 作成日時:2023年9月24日 14時

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