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教室に入るとやっぱり道枝くんは窓際の席で寝ていて
私は彼の隣の席だから自分の席に鞄を置いて席に座り少し見つめた。
少し長めの黒髪が目にかかっていて寝顔さえもかっこいい。
隣の席なのに一度も話した事がない。
何の接点も無くて話しかけるきっかけも無くて。
でも聞きたい事はいっぱいあって。
でもどうしても彼の目を見てしまうと顔が赤くなって言葉が出なくなってしまう。
意識しすぎなんやろうな、でもほんまにカッコいいんやもん
はやく、私のこと好きになってよ。
なんていえなくて、長尾にいつもかっこいいねんって話して
話しかけたらいいのにって言われるのがオチ。
かっこいいし、もててるのも告白いっぱいされてるのも知ってるし
いつか誰かのオッケーしちゃうんかなってびくびくしてるけど
告白する勇気は私には無い。
弱虫過ぎて今日も長尾にかっこいいねんって話して
おんなじこと言われるんやろうなって。
君の顔を毎日見られるだけで私は十分幸せだから。
まだ誰のものにもならないでって
私は今日も祈るだけ。
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作者名：もも x他1人 | 作成日時：2023年2月11日 20時
