【第五人格】絵描きは占い師を描きたい！【イライ・クラーク】 (ページ38)

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▽人肌なんて苦手だページ38

「A、一緒にお風呂入ろうなの！」

『え"ッ…あ、ご…ご遠慮いたします…』

天使スマイルのエマちゃんの誘いに対して、

少し蒼白な顔をした俺は両手を前で広げ、

「NO」とハンドサインを出した。

「そうは言っても貴方、
いつも最後の冷めきった湯に入るでしょ？」

「たまには暖かいお湯に浸かりましょうよ
そんなことしてたら風邪ひいちゃうわ」

それを聞いた医師、エミリーと調香師、ウィラが、

俺の方に歩いてくる。

これは強制入浴の予感がして、冷や汗が溢れる。

『え…し…失礼いたしますッ！！』

のちに、Aが通り過ぎた様をみたサバイバー達は言う。

あれが閃光って意味なんやなぁ…と。

『はぁ…苦手だ』

「…急に匿ってくれと飛び込んできて…凄く驚きました」

俺が突っ込んできたのは納棺師、イソップさんのお部屋。

まぁ、たまたま逃げ込める場所がここしかなかったわけだが。

「あれ…今日はチャック、閉めているんですね？」

『ん？あぁ…ほら今日ボロネーゼ溢したから、
下の白い服洗濯中でないんですよねだから閉めてるんすわ』

「……ということは下は…」

『下着と包帯だけしかないですかねぇ』

適当に壁に体重を預け、ケラケラと笑う。

しかし、目の前のイソップさんは顔を抱え、ため息を吐いた。

「…女性なんですから、あまり…
男性の前でそういうのはよろしくないかと…」

『…まぁ男は女のケツ追っかけてるようなもんですが、
信頼しているからこそ言っているわけです、数人を除いて普段は言いません』

目を細め、にこりと狐顔で笑う。

複雑そうな顔をされはしたが、まぁもういいか。