狼ゲーム Part3

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小宮｢もういや…今度こそ出れると思ったのに…｣




飯田｢この部屋は…電車みたいだね♪｣




新村｢それにこれは…人間？いや、羊…？｣




羊達は、隣に続く車両の扉の小窓を覗き込んでいた




貴方｢…？なにか落ちてる…“この光景を見て何か思い出すか？それとも気づくか？”…だって｣




飯田｢ゲームの真相にどんどん近づいているみたいだね…｣




新村｢この光景…つまり、電車の車内…そして、向こうの車両を覗き込む羊たち…｣




飯田｢あ！この人形、ボタンがついてる♪押したらどうなるのかな♪……エイッ！｣




小宮｢そ、そんな急に押したら何が起きるか…｣




｢ザザ…ザザ…｣




新村｢な、何だ？音が鳴ってるぞ？｣




霜月｢どうやら、人形のどこかにスピーカーがあるようだ…｣




｢こ、こないで…ユウヤがくる…ユウヤがくるよ………ザザ…ザザ…だから見捨てよう…しょうがない…ブツッ｣




貴方｢消えた……｣




新村｢ユウヤが来る？そう言ってたよな…よく見るとこの羊たちは、電車の車両連結部分のドアが開かないようにしているな…ということは、向こうの車両にユウヤがいるのか？｣




小宮｢でも、ドアは作り物で向こうに空間なんてないですね…｣




新村｢ということは、これは何かの状況を再現しているのか？｣

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