Episode1458 ページ45
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「…見付からないな…」
いくら556を探しても見付かる事が出来ず、
このままだともっと感染者も増えるのではと
少しだけ焦ったような表情を見せるギララ。
街の人たちを見てみると556菌に感染された人々が
「ハーッハッハッハ！」と腰に手を当てながら
いつもの556のように高笑いしていた。
早くしないと時間の問題である。
─ドォーン！
「きゃぁーーっ！！」
「…っ？」
いきなり響き渡った爆発音と女性の悲鳴にギララは反応し、
その音がした方向へ急いで向かった。
「は…は…は…」
「お兄ちゃん！！お兄ちゃん！！！」
するとそこには全身真っ赤にしながら倒れる556と
その傍で焦りながら必死に名前を呼ぶラビーの姿がいた。
「…やっと見付けた」
「っ！ギララさん！」
ギララは思わず1つ息を吐いてしまう。
ラビーはすぐにギララの姿を見て、
目に涙を浮かべながらギララの肩を掴んだ。
「お願いします！ギララさん！
お兄ちゃんを…お兄ちゃんを助けてください！」
「…最初から556さんを助けるつもりです。
取り敢えずクルルに連絡入れるから、
少しの間だけは556さんを見ててください」
「すみません…！ありがとうございます…！」
ラビーは最低限のことは行おうと、
556の事を一生懸命呼びかける。
それを横目にギララは携帯を繋げて、
クルルに見付かったと報告しようとした。
「…クルル？隊長達は大丈夫？」
〈ハッキリ言うと大丈夫じゃねぇ。
そっちはどうだ？見付かったか〉
「見付けたから、今すぐ地下室に連れていく」
〈ククッ、流石ギララ。行動が早くて助かるぜ〉
〈そんじゃ、後は任せた〉とクルルの声と共に通話は終了される。
「…よし、クルルの所に行きましょうか」
「すみません…すみません…！
本当にありがとうございます」
とは言っても、まずは倒れている556をなんとかしなくては。
この体格だとラビーにだけ負担が掛かってしまう。
ギララはふとフライングボードを見詰める。
「……悪いんですけど、ラビーさんはそのまま地下室に向かってください。
ボクは556さんを乗せて行くので」
「えっ、それだとギララさんが…」
「…こう見えてもボクは軍人ですので」
「す、すみません…何度も何度も迷惑かけて…
すみません！すみません！」
「大丈夫です。早く行きましょう」
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Irobi(プロフ) - オリさん» コメントありがとうございます。いえいえ、この小説を読んでくれてとても嬉しく思います。それに一気読みまで…！嬉しすぎてなんて返せば良いか分からないくらいです…。これからも不定期更新ですがこの小説を見てくれると嬉しいです。応援ありがとうございます！ (2022年5月16日 20時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
オリ - 自分が見始めたのは28の時ですが、もう最高過ぎて一気読みしました！キャラ設定が苦手なので伏線等も貼れるその文才とアイデアが羨ましいです！おかげで一番好きな作品が出来たです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年5月16日 6時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ケロロ軍曹好きな一般人さん» コメントありがとうございます。初期から見てくださっていることに驚きを隠せません。とても嬉しいです。ありがとうございます！不定期更新ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ケロロ軍曹好きな一般人 - 最初の頃から拝見させていただいております。アニメ本編だけではなくオリジナルストーリーもとても面白いです。これからも頑張ってください！ (2022年5月11日 22時) (レス) @page43 id: d16d58fe52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年4月29日 16時
