Episode1442 ページ29
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案の定、目隠しもなしに女湯に入ったギロロは
夏美に思い切りぶっ飛ばされていた。
「姉ちゃんどうしたのー？」
冬樹が温泉に漬かりながら夏美に声をかける。
「女湯に猿がいるのよー！」
「へー、野生の猿かなー」
「猿でありますか」
どうやら、秋の悲鳴の正体は猿が現れたことだった。
何故秋が悲鳴を上げたのかと言うと、
秋は動物が苦手なのである。
だからどうすることも出来なかった。
それを聞いたケロロがピクリと体を震わせ、
浸かっていた温泉からジャンプして出る。
「それなら我輩が追っ払うであります！」
「ホント？
軍曹が追っ払ってくれるってー！」
「ボケガエルが？」
「そんじゃ！行ってくるであります！」
ケロロは女湯の方へと走っていってしまった。
「ギララ先輩は良いんですかぁ？
秋ママさんを助けなくて」
「…隊長に任せる」
その次の瞬間、今度はケロロの悲鳴が聞こえた。
恐らく、ケロロは猿に話し掛けたのは良かったのだが、
それに怒った猿が引っ掻いたりなどしたのだろう。
そして女湯には猿の悲鳴とケロロの荒い声が響き渡った。
「…なんか、すっごく白熱してるね」
「一体何が起こってるんですか…」
「…分からない」
冬樹、タママ、ギララがそんなことをヒソヒソと話しており、
少し遠く離れたところではクルルは温泉に浸かると言うより、
顔を突っ込んでお湯の上に浮いており、
ドロロは気にしていない状態で温泉に入っていた。
「あっ、軍曹」
すると、ケロロが顔面傷だらけで帰ってきた。
ケロロは誇らしげにドヤ顔をしており、
そのまま勢いよく温泉に入り、
近くにいた冬樹、タママ、ギララの顔を濡らした。
「その様子だと追っ払う事出来たんだね」
「まぁ、我輩に掛かればざっとこんなもんでありますよ！」
「流石軍曹さんですぅ！」
「…うん」
猿1匹に少し時間は掛かったものの、
なんとか追っ払うことが出来た様子で、
冬樹とタママも微笑ましくなっていた。
が、喜んでいたのもつかの間だった。
「きゃ〜〜〜〜！！！！！」
なんと、秋の悲鳴がまた響き渡った。
「ゲロ！？」 「タマ！？」
「…秋さん…っ」
「何何！？何があったの！？」
またもや秋の悲鳴によりケロロとタママは驚き、
ギララは秋の身にまた何かあったのではと、
少しだけ眉を顰め、冬樹は思わず温泉から出てしまう。
取り敢えず、誰かに事情を聞くとしよう。
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Irobi(プロフ) - オリさん» コメントありがとうございます。いえいえ、この小説を読んでくれてとても嬉しく思います。それに一気読みまで…！嬉しすぎてなんて返せば良いか分からないくらいです…。これからも不定期更新ですがこの小説を見てくれると嬉しいです。応援ありがとうございます！ (2022年5月16日 20時) (
レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
オリ - 自分が見始めたのは28の時ですが、もう最高過ぎて一気読みしました！キャラ設定が苦手なので伏線等も貼れるその文才とアイデアが羨ましいです！おかげで一番好きな作品が出来たです！これからも頑張ってください！応援してます！ (2022年5月16日 6時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ケロロ軍曹好きな一般人さん» コメントありがとうございます。初期から見てくださっていることに驚きを隠せません。とても嬉しいです。ありがとうございます！不定期更新ではありますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年5月12日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ケロロ軍曹好きな一般人 - 最初の頃から拝見させていただいております。アニメ本編だけではなくオリジナルストーリーもとても面白いです。これからも頑張ってください！ (2022年5月11日 22時) (レス) @page43 id: d16d58fe52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Irobi | 作成日時：2022年4月29日 16時
