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Episode1439 ページ26




「ダメぇ!そのタンコブは反則よ!」



「……?何?何かあったの?」



皆に謝っている際にカララが投げてしまった払子を 取りに行っていたギララは何故皆が大声で笑ってるのか分からずに首を傾げていた。



「ふっふっふ!笑ってる場合じゃない!」



笑いを堪えていたギロロも笑いながらも、
今は笑っている状況ではないと、753さんの様子を伺った。



「ほーっほっほっほ!」



「っ!なんだか様子が違うぞ!」



「ほーっほっほっほっほっほ!」



753さんが扇子で顔を隠しながら笑っており、
扇子から顔を出すと、先程の鬼の形相は何処かへ行き、
物凄い笑顔で笑っていた。



「「あれ…」」



「753さんが和んでます!心の底から和んでます!」



「ほーっほっほっほ!」



巨大化していた753さんは忽ち小さくなり、
笑いながら元の大きさへと戻っていく。



「子供の無邪気な姿こそが753さんの心を和ませるのでござるか」



「そういえば我輩たちの時も、
好き勝手やってたら753さんが和んでくれたような…」



「…はい、これ」



ギララは手に持っていた払子を753さんに渡すと、
753さんも笑顔で受け取ってくれ、背中にさす。



「ほーっほっほっほ!」



和みながら笑い続ける753さんにカララとチロロも嬉しくなって笑っていた。



「…和ませるってこういうことを言うんだね。
君たちの姿こそが確かに和ませてくれるのかも
…今日で和むの意味、分かったかも」



「ギララはん…」



「お、ギララがそんなこと言うなんて珍しいでありますな!」



「…そうですかね」



ケロロとギララがそんなことを話しているのを見て、
カララは少しだけ顔を赤らめていた。



「…ギララはん、ホンマにおおきに!」



「おおきに!」



「…うん。偉いよ、カララちゃん、チロロちゃん」



ギララは頭を下げてお礼を言ってくるカララとチロロに
優しい手付きで頭を撫でたのだった。



「っ!」



その時、カララの顔が真っ赤になったのは言うまでもなかった。

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Irobi(プロフ) - オリさん» コメントありがとうございます。いえいえ、この小説を読んでくれてとても嬉しく思います。それに一気読みまで…!嬉しすぎてなんて返せば良いか分からないくらいです…。これからも不定期更新ですがこの小説を見てくれると嬉しいです。応援ありがとうございます! (2022年5月16日 20時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
オリ - 自分が見始めたのは28の時ですが、もう最高過ぎて一気読みしました!キャラ設定が苦手なので伏線等も貼れるその文才とアイデアが羨ましいです!おかげで一番好きな作品が出来たです!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年5月16日 6時) (レス) id: 4a481b011a (このIDを非表示/違反報告)
Irobi(プロフ) - ケロロ軍曹好きな一般人さん» コメントありがとうございます。初期から見てくださっていることに驚きを隠せません。とても嬉しいです。ありがとうございます!不定期更新ではありますが、これからもよろしくお願いします! (2022年5月12日 0時) (レス) id: 52641999dc (このIDを非表示/違反報告)
ケロロ軍曹好きな一般人 - 最初の頃から拝見させていただいております。アニメ本編だけではなくオリジナルストーリーもとても面白いです。これからも頑張ってください! (2022年5月11日 22時) (レス) @page43 id: d16d58fe52 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Irobi | 作成日時:2022年4月29日 16時

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