第5話 ページ6
Ｏside
N｢次現国だけどおっさん宿題やった？｣
Ｏ｢あーやってねーわ｣
N｢まあ現国の先生にあんた気に入られてるから怒られないか｣
女｢大野くん//////｣
ニノと喋っていると違うクラスの女がドアできゃあきゃあ言いながら俺を呼んでいる。
O｢何？｣
俺はドアに寄りかかりながら聞いた。
女｢今日放課後なんかある？｣
俺は少し考え
O｢何も無いけど？｣
そう答えると女は少し頬を赤くし下向きながら
女｢じゃあ教室で待ってて？｣
O｢ん｣
俺が素っ気なく答えるとまたきゃあきゃあ言い帰って行った
N｢お誘いですか｣
席に着くとニノがニヤニヤしながら聞いてきた
O｢かな｣
予備あったかなと思い財布の中を見た。
ああ、予備っていうのは避妊具の事ね。
妊娠なんかされたらたまったもんじゃない。
N｢そろそろやめれば？｣
O｢は？何を？｣
財布を見て確認が終えニノの顔を見る。
N｢だから女遊び｣
O｢お前もしてただろ笑｣
N｢俺もうやめましたから笑｣
ニノは高二の秋くらいで急に女遊びをやめた。
やめる前は俺よりひどいくらい。
しかもニノの酷いのはガチで惚れされてから捨てる。
捨てられて悲しんでる子を見るとゾクゾクするなんて言ってたかな。
とてつもなくサドスティックだと思う。
O｢そーいやなんで辞めたの？｣
特に聞こうと思ってなかったけど気になるっちゃ気になる。
N｢んー守りたい子が出来たからかな？｣
O｢なんだそれ。意味わかんね｣
N｢オッサンには当分難しいよ。いつかわかるといいですね｣
ニノはウィンクをして自分の席に戻った。
まじ意味わかんね。
守りたい子？俺にはいらないな。
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作者名：rilakorilamomo | 作成日時：2019年1月3日 17時
