弱虫ペダル×体調不良 (ページ42)

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荒北×腹痛④ ページ42

荒北side

俺を心配して新開がトイレまで来てくれた。

オメェも遅刻になんじゃねえか...

保健室行くぞって言われて、俺に付き合ってこいつが保健室まで来れば遅刻は免れるか？

そう考え、本当は行きたくなかったが保健室に行く事にした。

保健室に到着する。

新『失礼します。』

保『あら、新開君、荒北君、どうしたの？』

新『荒北がお腹壊してて辛そうなんで連れてきました！』

保『まあ、大丈夫？荒北君ここに座って。』

俺は椅子に座る。

保『痛いのはお腹だけ？吐き気とか頭痛とかはある？』

荒『いや...腹だけです。』

保『そう...冷えたかしらね、ちょっと待っててね。』

先生はそう言うと、湯たんぽを準備した。

荒『オメェもう教室行けヨ。』

新『冷たいなあ、せっかく俺が心配で連れてきたのに！』

荒『...ありがとヨ。』

新『なんか、おめさんが素直なのも気持ち悪い...！』

荒『ア？』

保『言い返す元気はあるみたいね、荒北君！とりあえずこれをお腹に当てなさい。あと、お腹に効く薬があるからこれを飲んでね。』

湯たんぽ腹に当てて、薬を飲む。

あったけえ...

少し眠くなって来る。

保『あらあら、寝不足かしら？』

一緒本当に意識が飛ぶかと思った。

荒『いや、すみませ...』

新『こいつ腹痛で昨日全然寝られなかったみたいで、ベッドは使っちゃダメですか？』

保『もちろん大丈夫よ、少し寝るといいわ。準備するわね。』

先生がすぐに用意をしてくれて、俺は横になる。

保『寒くないかしら？』

荒『...少し』

そう言うと先生は厚めの毛布を持ってきてくれた。

新『靖友もう眠いだろ、目がとろんとしてる。』

荒『ん...』

眠気が襲ってきて、すぐに眠った。

それからどのくらい経ったのか？

新『...すと...も...！』

遠くで声が聞こえる。

ゆっくりと目覚めた。

荒『...今何時？』

新『昼休みだから様子見に来た！気分はどうだ？』

起き上がりボーッとするが、腹の痛みは消えていた。

荒『モォ痛くねエ。』

新『良かった！』

声が聞こえたのか先生がこっちに来る。

保『顔色良くなったわね！薬が効いたかしら？多分今回は冷えたのね、お腹出して寝ちゃだめよ！』

そう言われもう大丈夫なので、カイロだけ貰いそれを腹に貼り教室に行く。

着くと、福チャンと東堂がすぐ俺の元に来て心配してきた。

ちなみに、新開は病人の付き添いって事で遅刻にされなかった。

ありがとネ！