弱虫ペダル×体調不良 (ページ38)

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真波×バス酔い④ ページ38

真波side

久々にバスに酔って先輩達に迷惑かけちゃった...

吐いてしまって換気で窓を開けてもらったり水をもらったり本当に申し訳ない...

しばらくして吐き気は治ったけど少し寒い。

でも、俺のせいで窓を開けてくれてるからそんなことは言えない。

泉『大丈夫か？まだ気分悪いか？』

震えていたからか、心配した様子で泉田さんが声を掛けてくれる。

真『...大丈夫です...ごめんなさい...』

申し訳なさすぎて、謝ることしかできない。

荒『サミィか？真波。』

真『少し...』

だけど、寒さも辛くてそう答えてしまった。

その後10分くらいで休憩所に着き、泉田さんと荒北さんが肩を貸してくれて一緒に外に出てくれた。

泉『気分はどうだ？』

真『さっきより全然いいです...すみませんでした...！』

荒『無理すんなヨ？俺ちょっと飲みもん買って来るカラ。』

荒北さんは近くの購買に行く。

泉『バス戻れそうか？』

真『はい...大丈夫です...』

吐き気は治ったが、ベンチから立ち上がると少しふらふらしてしまった。

泉田さんが、肩を貸してくれてなんとかバスに戻った。

泉『また気分悪くなったら言えよ。それにしてもバス良いとか珍しいな？』

真『...すみません。なんかいつもより体が疲れてたみたいで...』

泉『謝る必要はない。』

優しい声でそう言ってくれる泉田さん。

東堂さんが、前座席から顔出してくる。

東『真波？これをおかけておけと荒北が。』

真『え...？』

毛布？こんなのあったっけ？

東堂さんが言うには毛布は荒北さんが俺を心配して購買で見つけた毛布を買ってきたらしい。

直接渡すのが恥ずかしいから東堂さんに渡せと言ってたらしい。

少しして荒北さんが片手にペプシを持って席に戻って来る。

真『荒北さん！』

荒『あ？ナニ？』

真『これ、ありがとうございます...！』

荒『まああっためて寝とけヨ。』

少し照れている荒北さん。

東『全くお前は素直じゃないなあ☆』

東堂さんがそう言うと、3人で目が合いププッと笑い合った。

荒『んだオメェら！』

荒北さんはそれに少し怒っていたが、なんかそれも面白かった。

その後毛布のおかげであったかくて気づいたら眠っていた。

起きると気分も良くなり、すぐに自転車乗れそうだった。

真『荒北さん！毛布ありがとうございました！』

荒『ルセョ。』

泉田さんと東堂さんにもお礼をいい、いい先輩達でこの先輩達の後輩で良かったと思った。