弱虫ペダル×体調不良 (ページ20)

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真波×ストレス④ ページ20

新開side

新『おいおい真波...』

真『ハアッ...ハアッ...！ごめ...なさ...ハアッハアッ...』

荒い呼吸を繰り返しながら謝罪をしてくる真波。

ジャージが嘔吐物塗れになってしまっている。

新『寿一、水と袋と着替えを持って来てやってくれ。』

福『ああ、分かった。』

流石の寿一も怒るのを辞めて、部室を出る。

真『ハアッ...ううっ...ハアッ...いた...っ...』

新『おいおい本当に大丈夫か？もう我慢しないで吐いちゃって大丈夫だからな。お腹痛いか？』

背中をさすり続け、お腹が痛いのかガタガタと震える真波...

真『っ...と...いれ...いきます...ハアッ...ハアッ...』

フラフラ立ち上がる真波。いやいや1人で行けないだろ。

新『ほら、肩貸すから。大丈夫か？』

フラフラの真波を何とかトイレまで連れつ行く。

個室に入ってすぐ明らかお腹を酷く下してますって音がしてて中からは真波の苦しそうな声。

全く何でこんなになる前に言わないんだよ...

いや、あの状況で言えないか、俺たちにも責任がある...

新『真波、外で待ってるから落ち着いたら出ておいで。』

一言声をかけて外で待つ。

ここに居られても嫌だろうから。

その間に寿一がボトルと袋と着替えを持って部室に入るのが見えた。保険の先生も一緒だ。

新『寿一！』

寿一がこちらに気づく。

福富side

真波のやつ、急に戻すからびっくりした。

とりあえず水と袋とタオルは何とかなった。部室で嘔吐してしまったから除菌の為にも保健室により先生にも状況を話し相談した。そしたら掃除道具を持って一緒に来てくれた。

新『寿一！』

部室に入ろうとしたとこでトイレの前から新開に声を掛けられる。

保険の先生は私が中を掃除しとくから新開の方に行っておいでと言われた。

お礼を言いすぐ新開の所へ向かう。

福『新開！真波は？』

新『完全にダウンしてるよ、お腹の調子も悪いみたい。さっきやっとトイレ入ったんだけどまだ出てこないから中見に行こうか。』

腹も壊してるのか。

中に入ると苦しそうな声が聞こえた。

真『っう...ゲェ!...パシャ...ハアッ...ハア...』

どうやらまた戻してるようだ。

新『おい！真波！中を開けろ！』

新開がノックする。

すると、ガチャ...

真波が鍵を開けた。中を見ると便器に手をつき激しく戻し続けていた。

真『...！ゲェーっハアッハアッハアッ...ウエッ...！』

その光景はあまりにも辛そうだった。