弱虫ペダル×体調不良 (ページ31)

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手嶋×怪我③ ページ31

手嶋side

青八木としばらく走っているが、キツイ...

異常な頭痛とふらつきがある...

さっき転んだからなのか？

グラグラしてきやがる...

青『ペースを上げる。』

手『お...おぉ...ハアッ...ハア...』

やばい、ボーッとしてた。

青『おい、純太。ペース上げるぞ。』

手『...分かって...ハアッハア...る...』

返事をする。

こんなとこで弱音を吐くな、俺...

青八木がスピードを上げる。

そこにくらいつこうとするが、足が回らない。

てか...さらに気分悪くなってきた...

俺は思わずバイクを降りてしまった。

なんか...苦しい...

俺がついていけないのに気づいたのか青八木が戻ってくる。

青『おい純太、どうした？』

手『...あおや...ぎ...ハアッ...ハアッハアッ...』

あまりにも苦しくて、必死に呼吸をする。

青『おい、大丈夫か！？』

手『ハアッ...ハアッ...フラッ...』

その瞬間一気に体が倒れる感覚がした。

バイクから手が離れる。

青『おい！純太！』

バイクは、地面に倒れ青八木が俺を支えてくれる。

手『...ハアッ...ハア...グラッ！...ッ...ウゥ！ゲェーッ...ゲッホゲッホ...オェーッ...』

いきなり目が回った感覚と急に来た吐き気耐えられずその場に戻す。

青『純太！どうした！純太！』

その場に吐くもんだから当然青八木にも俺の嘔吐物がかかってしまう。

手『...ごめ...ハアッハアッ...お...やぎ...すぐに拭く...』

俺は肩にかけていたタオルを持ち、青八木がの服を拭こうとする。

青『いいから、座れ！』

青八木はそれを止め俺を地面に座らせる。

青『純太、水は飲めるか？』

ボトルを差し出してくる。

手『...ハアッ...ハア...ああ...』

俺はそれを受け取り水を飲む。

青『気分はどうだ？』

手『ああ...さっきよりは...ハアハアッ...まし』

青『そうか。少し横になれ。』

そう言い、青八木は俺の身体を横にさせ、持っていたタオルを枕にしてくれた。

ああ...これ楽...なんか...意識飛びそう...

青『純太！純太！純太！』

なんか青八木の必死な顔と声が聞こえる...

俺はそのまま意識を手放した。